もともと、ほとんど意地になってコロナ対策をやっています。

ダイヤモンドプリンセス号の時以来、「これ、どう考えても空気感染だろう。対策が

接触感染対策に傾き過ぎている!厚労省って何なの?」と教室の換気を徹底的に

強化し続けてまいりました。(実際に、ダイヤモンドプリンセス号は船内空気循環の

70%は内部循環でした。これじゃあ、船が生きた人間を培地とした「コロナ培養

タンク化」してしまっていただろうね。

いつも思うのだけど、厚労省って、今まで「薬害」等、とんでもない問題を発生

させて、そして絶対に責任なんて取らないよね。)

 

というわけで、かなり初期段階から「換気扇による強制換気」の徹底。もちろん、換気扇

と対角線反対側にある窓も開けっぱなしです。当初、これを言い出した時、「また塾長は

何やってるんだか?」的な眼で見られましたね。講師の一人の方など、私が丁寧に説明

して頭を下げて換気をお願いしても、私が教室から居なくなると即座に窓を閉めていまし

た。「寒いから」だそうです。一応、教室内20度は下回らないように気を使っていたのですが。

「徹底換気」はもう私の確信的信念であったので、残念ながら辞めていただきましたが・・・

常日頃の私の不徳の致すところであった、と反省しております。

換気扇と反対側にある窓。

そのほか、教室には、コロナウィルスを不活化するといわれている、「低濃度オゾン」

を出しっぱなしにしています。下は、「低濃度オゾン発生装置」。授業中は常時換気

なので、あまり意味はないかもしれませんが、教室の構造上、換気しても空気が

澱みそうなところもあるわけで、そういったところに重点的に配置してあります。

また、ウィルスを完全に無効化する太陽の1600倍の紫外線を照射する「空気清浄機」も常時

稼働しています。(もちろん、外部にはこの紫外線は漏れないようになっています。)

そして、もちろん座席の間にはパーテーションが設けられております。そして、今回は

このパーテーションのお話。

パーテーションは、席のお隣さんが感染者だった場合、確かに効果はあるのでしょうが、

パーテーション自体が、教室の空気の循環を妨げる可能性があります。たとえば、もし

生徒が感染していた場合、このパーテーション内部に、高濃度のコロナウイルスが滞留

することになるのです。そして、パーテーションに邪魔されて、しばらくコロナウィルスは

ここに留まることになるでしょう。生徒の入れ替え時、もしすぐにここに生徒が入ったら・・・

あくびとか、深呼吸とかしちゃったら・・・心配性な私は、このことが心配で心配で夜も眠れな

かった(冗)のです。で、ついにこのようなシステムを構築するに至ったのであります。

塩ビパイプをギコギコ切りまくる。これ長さ20メートル以上になりましたよ。

ボックスに穴をあけて、と。

一分当たり3㎥の強大な「風量」を発生させるACファンモーターを取り付けて

ボックス内部には、アルミホイルを敷き詰めて、かつ、内部に強力な「紫外線灯」を設置。

(これ、直視すると目がダメになるくらい強力です。この撮影は、サングラス2枚重ねで行い

ました。もちろんの紫外線は絶対に外には漏れないようにしてあります。)

こんな感じで、ファンが回ると同時に、内部は強力紫外線を照射するように

いたしました。まあ、ここを通過するウィルスや病原菌、カビ類は「瞬殺」だろうなあ。

(完成したボックスは、もちろんこの青い光も外には漏れないようにしてあります。)

あとは教室を縦横無尽に配管を通して・・・・

配管の末端は、それぞれの机の上へ。で、各机の上で配管には「通気口」を作ってある。

机の上から来たパイプは、すべてこのボックスに集まる仕組み。

 

さあ、賢明な皆様はもうお分かりいただけたと思いますが、この「通気口」から、

机上の空気が瞬時に吸引され、例の「ボックス」に集めれ、ここで「紫外線」で

殺菌されて、換気扇から外に排気される、というシステムでございます。

まあ、排気する空気に紫外線照射装置まではいらなかったのだろうけど、

万一「換気扇が止まった」「外から換気扇に向かって強風」等、逆流する

可能性も0ではないのでその場合の安全弁です。

本当は壁に穴をあけて、直接排気したかったのですが、自己物件といえど、

さすがにそこまでやると大事なので。(撤去は半日あれば原状回復できます。)

で、ACファンの空気流出量から算出し、おそらく机上の空気を入れ替えるのに5分は

かからないシステムのはず。しかし、何事も理論値通りにいかないのが世の常なの

でいろいろ実測してみました。

まず、本当に吸引しているのか、ライターの炎を使って実験。炎はしっかり通気口に

吸い込まれていますな。

では、実際に「スモーク」を使って実験!途中から4倍速になっておりますが、ストップ

ウォッチの数値が出ているので、何となく感じがつかめると思います。まあ理論値より

実際は早めに空気は排気されるようです。これは、教室の上を換気によりある程度風

が吹いているからでしょう。3分くらいできれいになりましたね。

これで、安心して眠れまする。

さて、ここにきて「第5波」が急速に収束しつつあります。マスコミで騒がれているよう

に、この理由が全く分からない。ワクチンのおかげ、とか、国民の努力のたまもの、

とかいろいろ取りざたされていますが、どれもピント外れなような気がします。

これは、新型コロナに内在するものに起因しているのではないか、とか、生物屋

あがりの私は思っていたりするのですが・・・・それはまた次の機会にお話ししましょう。

とにかく、今、急激に収束しているのは事実なのですが、このことで「『第6波』は来

ない!」ということは誰にも言えません。来るかもしれないし、来ないかもしれない。

どんな世界的権威でも、現時点では、このことはわからないのです。

「今までの『波』は起こるたびに前回の『波』を大きく上回る規模になっている」

という事実も、「季節性があってやはり冬季に活発化するウイルスだ」ということも

非常に気になる懸念事項です。だから、今はとにかく「万一」に備えておくべきだと

思うのです。