夜は、例の窓辺で星を見ながら一杯。

で、翌朝は7時前から起きだして浜辺を散策。

だけど・・・・・靄がすごくて何にも見えない。まあこれはこれで雰囲気あります。

さて、そろそろ宿に戻ろう。朝食の時間だ。すると帰り道・・・・・

ねっこがこちらを艶めかしい目つきで見ている!こ、これは誘っているぞ!

もう、私は、理性なるものが一瞬で蒸発し、(もともとそんなものは

なかった、かも)「モッフ~ン💛」とねっこに駆け寄り

モフモフ三昧。今から思うと、こいつは「化け猫」か「猫又」の類だった

のかもしれない。あと、野良猫はいろいろやばいから、良い子は真似

をしないでね。もし、誰かが見ていたら・・・・これは「通報事案」かも

しれなかった・・・・

さて、宿にもどって(もちろん手を洗って)朝ごはん。一人でガツガツ食べていたら、

食べ終わりごろに「干物」と「刺身」が出てきました。「あれ?もう食べてたんですか?

出かけていたからまだなのかと思って・・・・・」と。しかし、これに刺身や干物が付くって

朝ごはんとしてはすごいよね。

さて、9時半ごろ、宿を出発。

車でちんたら、海岸線沿いの道をひた走る。

時折、面白そうな看板を見つけると、内陸部に入ったりする。

と、ここは、そう、前に来た「布良埼神社」。

この、海に開けた感じの鳥居っていいよね。

前に来たときは、敷地内はかなり台風の爪痕が残っていたけど、復旧は

かなり進んいたよ。

さて、また、海沿いにもどってみると・・・・なんと館山の海岸でたくさんの大きな

船が。これは、今までの貨物船ではなさそうだ。

これは、おそらく軍艦。自衛艦だね。

私と同じように気づいた方々が、車から降りて写真を撮ってました。

真ん中はタンカーだけど両サイドはおそらく自衛艦ではなかろうか。

不謹慎だけど、男心にかっちょええ。まあ、ぼくら「宇宙戦艦ヤマト」世代

ですから。

そろそろお腹空いたし、昨日目をつけていた海岸沿いのお店へ急ぐ。

そう、昨日の「大房岬公園」の近く、海沿いに「おさかな倶楽部」という

お店があったのだ。いかにもそれらしい作り。

店内、人がいっぱい。まあ、房総の最果てに近いし、窓を開けて換気も

しっかりやっていそうだから大丈夫だろう。

その日のメニューが手書きで書いてある。

よし、今日はこれだあ!「まんぷく定食」

刺身も、魚フライも、鯖の味噌煮も、みんな一回で味わえるぞっと。

もちろんネタは驚くほど新鮮。うっま~

ちょっと帰りにお店のトイレを借りたら・・・・ トイレの窓がやたらに

美しい。

おそらく、網戸の網が太陽光でモアレ(干渉縞)を引き起こしてこんな

不思議な像を見せいてくれているのだろう。まるで光の精がのぞき込んでいる

みたいだ。(トイレを?)しばし、見とれていたけど、外で待っていた人が居た

りして・・・・・

で、いよいよ、今回の旅の本当の目的に向かうのであった!

(もちろん、魚を食べるのも大きな目的だけどね。)

トンネルを抜けた直後の、ほとんど誰も知らないような狭い坂道を

降りていく。とそこには、金毘羅神社がまつってあるのです。

奥は洞窟になっております。


金毘羅様とは、海で働く者たちが海難にあうのを防いでくれている

海上安全のスペシャリティな神様なのです。ですから日本津々浦々、

「海」の近くにはまつってあったりするのです。

この洞窟が自然のものなのか、人が掘ったのかはわからないけど、

とにかく相当古くから人々がお参りしていたのは間違いないです。

はい、もちろんお賽銭を入れさせていただき、ちゃんと参拝させて

もらいましたよ。「写真撮らせてください」ともお願いしましたし。

で、この金毘羅神社の反対側、奥まった地に秘密基地があるのだ。

この誰も来ない海岸を進む。

ああ、あった!この巨大岩の上が秘密基地。

数か月前、リクライニングチェアーを安定させるために設置した石もそのままだ!

この岩の上にリクライニングチェアーを乗せる。

ちょうどここだけ、周囲を崖と森に囲まれ、日差しが遮られ、涼しげな

潮風だけを味わえる。

頭上に「日傘」をさしている感じだね。

そして、前方は遮るもののない大海なのだ。

ただ、唯一欠点があるとしたら・・・・この岩の下が、フナ虫とカニの

巣窟だということぐらいだね。ちょっとおつまみのチータラを下に落としたら・・・・

カニもうじゃうじゃ。まあ、人が来ない場所だからみんなのびのび。

さて心地よい潮風に吹かれながら、乾杯(ええ、もちろんノンアルコールビール)。

このチェアーを、私はかってに「玉座」と呼んでいる。

動画だと、こんな感じ。

この後、何時間いただろうか。日が傾くまでしばしボーっとしておりました。

今回も良い旅だったね。