塾前の老桜に、今年も寒肥を与える時期がやってきた。

何度も書いているが、この桜はこの町会の初代町会長だった親父

が60年以上前に植えたものだ。もう、どっから見ても「老巨木」だよね。

子どもの時は、まだ細かった桜に木登りとかしたものだ。

ほとんど私の人生と被っている、まさに「思い出の樹」なんだよね。

春には見事な桜の花を咲かせ、新緑の時期にはそこはかとなく「良い香り」

を漂わせ、夏にはまるで森の中にいるかのような涼し気な「木陰」を提供してくれる。

 

と言うわけで、この時期は、教室前の3本の老巨木に、春の花を期待しつつ、

「寒肥」を施すことが儀式のようになっている。

私の人生の長さくらいは、ずっと健やかにいてほしいものです。