授業中、何やら焦げ臭いにおいが・・・・・それとともになんとなく教室が

もやっぽい。

生徒が

「先生!大変だ!火が出た!」と騒ぎ始めた。

 

生徒の方を見ると、床に置いてある彼の布製のバックに穴が開き、そこから

炎と煙が噴出している・・・・・

 

「ああ、まるで悪い夢でも見ているようだ・・・」と一瞬思ったが、すぐにそのバック

をひっつかみ、教室の外の路上にぶちまけた。

 

案の定、生徒のスマホが火を噴いていた。ディスプレイはドロドロに溶け始めて

いた。この時点ではまだ熱くて触れる事もできない。

やっと冷めて手に取って撮影。

まだくすぶっていた時のバック。バックはすぐに洗面器にぶちこみ消火した。

思うのだが・・・・・リチウム電池は、まだまだ人間が制御しきれていない

技術のひとつなのではなかろうか。たとえば、このスマホをバックの中

ではなく、もし胸ポケットなどに入れていたら・・・・・子供の薄い胸板を

焼ききって貫通することだって十分にありえる。原発もそうだけど、

高レベルのエネルギーに見合うだけの十分なセイフティーネットがまだ

まだ「未完」のような気がする・・・・・・・