平日、鬼のように塾の仕事してます。はい。

だから、お休みはどうしても自然環境のなかに身を置かないとダメになって

しまうような気がするのです。(その昔、宮崎駿が、そのような事をどっかで

書いていたなぁ。「週末に川の土手を歩いた距離に、翌週の仕事のクオリティ

は綺麗に比例している。」だったかなあ。思いっきり賛同します。)

 

で、近場の筑波山。

 

その1 雨の筑波山

6月のとある雨の日、愛車で筑波山に向かったのであった。

行先は、秘密基地No2。緑の壁に、わずか車一台分の「穴」

があり、そこから進入。この写真は入った後。前の隙間が

秘密基地の入り口だ。

内部はちょっとした緑の空洞になっている。

やろうと思えば、テントも張れる。

今日は、ここで昼ごはん。といっても、急に思いついて出発したので

カップラーメンなのですが、そこはやはりちょっとだけゴージャスに

ゆで卵と鶏唐揚げは外せません。

で、いつものように新聞読んで、雨音などを聞きながらちょっと居眠り

等をして・・・・・・気がついたら夕方。雨も上がっていた。下界に降りたころ

には、夕焼が綺麗になっていた。

 

 

その2 筑波山中でステーキ

 

で、その次の週。この前は雨で山中を歩き回れなかったので、リベンジ。

途中、タンクローリーの後ろに。タンク後ろの鏡面中央に私の愛車が写っている。

この日も、まず、お昼のために、秘密基地No1に向かう。ここは、

まず、絶対に人が来ない。かつ、まるでテントを張ってちょうだい、

と言わんばかりの草地空間。この地を見つけた時は小躍りしてしまいました。

今日はちょっとゴージャスに厚切りステーキなどを。

もちろん、野菜類と肉は、別々に焼いて合わせた。この厚切りステーキ

を適温で焼くのはなかなか難しいのだ。内部温度をいかに60℃に保つか。

ふふふ、箸で切れる。

ナイフを入れると・・・・・う~ん、良い色。いつもは魚ばっかりなんだけど、

不思議と山に来ると肉が食いたくなる。前世の記憶なのか・・・・・・

で、ここで小一時間食事をしながらまったり。ゆっくりしたら出発だ!

筑波山と言えど、この時期はもう、新緑の匂いは少ないなあ。ああ

今年は、濃密な新緑香は楽しめなかったなあ。

それでも森林特有の匂いは深呼吸しちゃうけどね。

途中、下界が見える。

山頂付近で、ちょっと見慣れぬ道を見つける。入ってすぐ、巨大な

ブナが。

筑波山は、垂直方向に見事に生態系が変わる。

山頂付近は東北以北で森林の主樹となる「ブナ」が結構生えているのだ。

筑波山は、麓から山頂まで、本当に多種多様な生物が生存している。

この奥まで行くと・・・・・・なんじゃ、この化け物みたいな巨大な杉は!

とにかく巨大だ。

幹回り7mってすごいよね。

で、ここに、筑波山を流れる「男女川」の源流があるのだ。

たぶん、飲めるのだろうけど、万一のために「手洗い水」としている

のだろうなあ。今度、また、バーナーを持ってきて、この水でコーヒー

淹れて飲んでみようっと。

山頂に戻って空を見上げると、入道雲。もう、夏空だね。

さて、そろそろ時間だ。

で、帰る道すがら・・・・先ほどの源流がここまで育っているぞ。

もうかなり暗くなっているけど、車を停めて歩いて奥に進む。おお、これはなんだろう。

土砂崩れを防ぐ「砂防」だろうか?だけど、なんか、上から水が滝のように流

れていて、涼しげである。ここまではたぶん誰も来ないから、ここは筑波山

秘密基地No4としよう。暑い夏の日、ここでアウトドアチェアーに腰かけて短パン

サンダルで水しぶきを浴びながらビール飲んでいたら、一日気持ちよく過ごせ

そうな気がする。(もちろん虫よけスプレーは必須だけどね。)

う~ん、筑波山。もう何十回も行っているけど、まだまだ知らないところ

があるなあ。ぜひ味わい尽くしてみたいものである。