閉塞感の漂う毎日が続いております。そのくせ仕事だけはいっぱいで、更新が遅れて

すみません。

で、たまりにたまった「出来事」を順次書かせて頂きます。

まず、3/21日(土)に、かなり無理して山に星を見に行ってまいりました。

山で例の「もつ鍋」を食べようと、いつもおスーパーに立ち寄ったのですが・・・・・

「もう、時期を過ぎてしまったので、おいてありません!」(きっぱり!)

 

ここから今回の星見は、調子が狂い始めたのだ。この後、途中のスーパーや食料品店

5件、コンビニ2件探したが、結局「もつ鍋」に出会う事は無かった……

 

さて、いつもの水戸木葉下の香取神社に立ち寄って、と。

おおおお、だいぶお社が出来てきておりました。

古い由緒あるお社も良いけど、こういう新しい木の香り漂うお社も素敵だ。

しっかり参拝させて頂いて、お賽銭箱がなかったので、奥のご本尊の

お榊の前にお賽銭を置かせて頂きました。

で、先ほど書いた通り、この後、お店を見つけるたびに夕飯の食材を

探しまくりつつ山に向かったのでございます。

で、いつもの道の駅に着いたのは午後3時。例によって、ここで遅すぎる

お昼ご飯に美味しい蕎麦を食べようと思ったら・・・・・

「そば類、ご飯類、全部売り切れ」だそうで、思わず「あああああ!」と

大声出して、そこでしゃがみこんでしまった悲しいオヤジでございます。

顔なじみの店員さんが、さすがに「ごめんなさい!」してくれました。

「コロナ騒動で、きっとお客さんも来ないだろうとあまり作ってなかったのです。」

という事でございました。(↓ボタンの赤いのは全部売り切れ。)

まあ、うどんで我慢しよう。確かにここはうどんも美味いのだ。

で、いつもの通り、温泉に立ち寄ると・・・・(これがこの地の星見の

醍醐味の一つであるのだ。)え?

ああああ、ここにもコロナ騒動の影響が!

ちょっとべそかきそうになりながら、観測地に向かう。とちゅう、ちょっと

寄り道したら・・・・こんなところに階段が。上に鳥居があるぞ。

おお、ここにも立派なお社が。まったく人気がないのだけれど、なんだか

荘厳な、凛とした感じでございました。

 

 

すぐお隣にも小さなお社が・・・・

なんか、ここら辺は由緒正しそうな神社が多いなあ。

で、お地蔵さまも。地元の方々は信仰深いのだなあ。

お地蔵さまが雨風にあたらぬようにだろうね。ちゃんと「お社」のような

建物に安置されてます。

で、急いで山に向かい、明るいうちに望遠鏡を組み立てて、まだ夕景が

臨めそうな山頂へ。

ああ、山頂の山小屋。そろそろ陽が沈むぞ。

誰もいない小屋の中。もう小屋の中もしっかり茜色。

デッキにでて、夕景を望みながらビールを一杯。ああ、今までのドタバタ

がウソのように落ち着いていくなあ。

遠くの日光方面の山並み。

ゆっくりしてから、観望地まで戻る。

で、車で夕食。結局、夕飯はコンビニでなんとか手に入れた、出来合いの

冷凍うどん。上にのっている野菜類は、もつ鍋をしようとして用意していた

キャベツとマイタケ。まあ、まずくは無いのだけど、いつものゴージャスもつ鍋に

比べると、なんだかなあ。

で、ひと眠りしてから、観望を始める。さあ、今日は見まくるぞ!

さて、何が写っていると思う?ここにはおとめ座とかからす座が写って

いるよ。では例によって親切な私は星座線をつけてあげよう。

春の星雲星団巡りは、「系外銀河」が多い。つまり、われわれの

天の川銀河の兄弟たちだ。銀河一つ一つに太陽のような「恒星」が

数千億集まって渦を巻いている。上の写真の黄色の楕円の中に

特に系外銀河が密集していて「おとめ座銀河団」と呼ばれるよ。

下の写真は「おとめ座銀河団」の拡大写真。(残念ながら、この写真

は私が撮影したものではない。)僕の巨大望遠鏡でちょっとのぞくと

視野の中にこんな「銀河」がわさわさと入ってくる。一つ一つの銀河に

太陽のような恒星が数千億、という事は、その恒星の周りをまわる

「惑星」は数えきれないくらいある、ということだ。もちろん地球のような

生命に満ち溢れた星も無数にあるだろう。そのなかの、きっと一つくらい

は、人間みたいなのがいて、こっちを同じように望遠鏡で眺めているの

だろうなあ。そう思うといつもちょっと気が遠くなったりするのだ。

この感覚は、星見をはじめた小学生のころからちっとも変わらない。

さて2時を過ぎると東の空には・・・・初夏の星座の王様「ヘラクレス座」

の登場だ!

え?なんだかわからないって?では例によって星座線を。

ヘラクレスの腰の部分には「M13」という、巨大な球状星団がある。

下の写真がそうだ。これは僕が撮った写真ではないけど、僕の望遠鏡

だと、これをもう少し薄くしたように見えます。これはわが天の川銀河の

一員で、恒星が数十万個密集している。天の川銀河の外周には、こう

いった球状星団が散在している。

で、3時ぐらいには、満天の星の元、眠りについたのでございました。

う~ん。満足満足!