そのまま雨の中てくてく野島崎灯台へ向かう。途中の風景。

ニワトリでかいっす。こんなのが4羽いたら、ネコどころか野良犬も

撃退しそうだ。

道の駅から坂道を下って海に向かう。

おお、野島崎灯台が見えて来た!向こうの空がこころもち明るく

なってきた。天気は回復するのだろうか・・・・

じゃ~ん!灯台のすぐ近くに食事処はっけーん!

見晴亭というだけあって、2階席は見晴らし最高だ。しかし、こんな天気で

客は僕一人。

アジづくし定食 1500円 アジのたたき、アジフライ、アジのさんが焼き

等、まさしくアジづくし。看板に偽りなし。どれも大変美味しゅうございました。

さて、時計を見て焦った。あとレッカー車到着まであと20分しかない!

車の所までは2キロはゆうにあるぞ。間に合うか。

さて、また風雨のなか、急いで店を出たのであった!途中、バス停。

これ?なに?2月3月のみ、土日祝だけ一日一本?

つまり年に20本くらいしかバスは来ないって事ですか?

しか~し、雨の中てくてく歩いていると、スマホに電話が・・・・・

「レッカー車の○○自動車です。ただいま、野島崎付近に来ています。」

と。

「ちょうど、今、野島崎灯台から車がハマってしまった浜辺まで国道をてくてく

歩いているところです。エンジ色のジャンバーですので、ひろってください。

この天気ですので、多分他に歩行者は居ないでしょう。」

それから数分でレッカー車はやって来て私をひろってくれた。捨てる神あれば

拾う神あり、ってこの事だね。

さて、私の誘導で車の所までやってきた。

彼は、ハマっている私の車を見たとたん、「フルタイム4WDでしょ?レッカーなんて

無くても、抜けられません?」と来た。

「やってみます?」とキーを渡したのだが・・・・・

すったもんだのすえ

「やっぱり無理でした~」

で、いよいよ作業開始。

 

おう、やっと自由を取り戻せたぞ!

どうもありがとうございました!地獄に仏とは、まさにこの事!

さて、やっと抜け出して、雨も降ったりやんだりになってきた。風は

まだまだ強いけどね。

さて、そのまま洲崎方向に車を走らせる。あの仲居のおばさんが

言っていた、布良崎神社があったぞ!

しかし、例の台風のせいだろうが、ご神木は倒れていました。

 

お社も相当な被害。

ご神木は、おそらく「挿し木」で、しっかり命脈を保っておりました。

お社から、鳥居越しに海を見る。おそらく天気が良ければ、遥か

遠くの海まで見渡せるのだろうなあ。あの中居さんが言っていた

「私の知っている中で一番きれいな場所」と言っていたのもわかる

気がする。今度は晴れた時に来てみよう。

そのまま洲崎方面に車を走らせると・・・・いや~台風の爪痕が

まだ生々しい。

この家なんて、きっと建てたばかりだったんだろうなあ。

屋根が半分吹き飛んでいる。反対側にまわってみると・・・・・・・

なんか、窓に貼ってある。

しばし、絶句してしまいました。これは、心からの言葉なんだろうなあ。

なぜか、また、風雨が強まってきた。けど、ここまで来たら洲崎灯台

は見ていかねば。右側が洲崎灯台。だけど、下の土産物屋さんも

台風の爪痕がまだ生々しい。やはり相当な被害だったんだろうなあ。

同じような光景を、江戸川沿いで見たことがある。竜巻が通過した

一直線に、定規で描いたように青い線が伸びていた。ブルーシート

の長い長い道だった。人間の営みなんて、やっぱり自然の

驚異の一発には、耐えようがないのだな。

これが洲崎灯台。

で、また、海岸に向かう。今度はハマらないようにしなくっちゃね。

またコーヒーのんでまったり。ナビの画像が、前の海とダブってる。

真ん前海、というも良いね。今度はアスファルトだからハマりませんよ。

また、前をトンビが飛んでいく。

そうとう疲れていたので、ここでちょっとひと眠り。

さて、とっぷり日も暮れて、そろそろ帰るか。だけど、まだ魚食べたりないなあ。

で、見つけましたよ。高速に入る直前。大手チェーンではない、「地元密着」

回転寿司屋さん。魚にはうるさい地元民が「日常」的に利用するところだ。

まず、お勧め5貫とあおさ汁。

続いて、地魚3貫。左からワラサ、ヒラマサ、スズキ どれも美味い!

これは、目鯛。ものすごく上品な味でございました。まったりしている

のに、しつこさを感じない。色も綺麗だ。

お子様の私は、ついつい卵焼きなども。

これで1,800円ちょっと、というのはものすごくお値打ちではなかろうか。

海を離れる直前に、この店に立ち寄れて本当に良かった。

で、「海の魚介を腹いっぱい堪能する」という私の今回の目標は十二分に

達せられて帰路についたのであります。満足満足。

 

※ 後日談。

さて、私の周囲には、いつも変な偶然が起こるものなのでございます。

帰ってから翌々日に新聞を読むと・・・・・・8日って、まさに、

このおじさんの写真を僕が撮ったその日ですがな・・・・・・千葉県に、旅館って

ここしかないのか?だいたい、毎年雪国行きで、今回直前に

房総行きを決めたのに・・・もしかしたら、このおじさんとシンクロして

宿を予約してしまったかもしれないなあ。まあ、いろんなことが満載

で、美味しい魚もたくさん食べられて、絶対に思い出に残る旅だった

から、シンクロ上等、なんだけどね。きっとまた行こうっと。あの仲居さん

にもまた会いたいしね。地元の昔話、また一杯話してもらおうっと。