男沼の栂森の景色を堪能し・・・・・

とりあえず仁田沼へ向かう。

途中、大量の鳥の羽毛が・・・・・何かに襲われたんだろうなあ。

この森で鳥を食べる獣って、なんだろう。。。。。

大雨の影響はまだまだあって、道はいたるところ川になっている。

仁田沼到着。とりあえずお昼ご飯などを。

 

コンビニで買ったこの「枝豆おにぎり」は当たりだった。なかなかイケる。

仁田沼は沼というか、遷移の最終段階でほとんど湿地だ。そこに大雨が降ると・・・・・

いたるところ道は流れ、なかなかワイルドな行程となる。

まあ、それでもご奇特な方がどうにか木を渡したりするが、かえって

危ないかもしれないなあ。

木道だった物たち・・・・ここをどうやって渡ればいいんだ。

さて、駐車した場所は男沼近くなのでいったん男沼へ向かうぞ。

で、男沼で遭遇したのが、またまた猿の群れだったのだ。

最初は、単なる「毛づくろい」だと思ってみていたのだが・・・・・

この毛づくろい、本当に気持ちよさそうだね。思わず「僕にもお願いします!」と

頼んでしまいそうでした。

しかし、だんだん猿の数が増えて来た・・・・・毛づくろいの向こう側をだんだん猿が横切って

行くのがお分かりだろうか。次から次へとおサルが通る。

一方、この山で、人間は僕一人。

完全にアゥエイ状態。風景の中で蠢いているのは全部猿ですからね。

僕の前を怒涛の猿の川が流れて行っているような感じ。写っていないものまで含めると

100匹は超えていたのではあるまいか・・・・・

毎年来ているけど、だんだんと野生動物たちは増えて行っている。猿など「倍々」

という感じで増えている。実はこれはかなり由々しき事態だ。

通常、自然状態では生物には「天敵」が存在し、特定の生物が増えるのを防いでいる。

かつて、日本には、「ニホンオオカミ」という生態ピラミッドの頂点が存在し、野生動物の

「間引き」をして増え過ぎを防いでいた。「ニホンオオカミ」はとうの昔に絶滅し、今、

その役割は人間の「猟師」さんたちである。しかし、猟師さんは高齢化を迎え、後継者も

なかなかいない、と聞いている。このまま、爆発的に野生動物が増えて行くと、

まず、貴重な自然植生が食い尽くされていくだろう。鹿もそうだが、現在、「絶賛増殖中」

で、彼らも餌がないので、木の幹を食い荒らし始めている。植物は木の幹の皮を食べら

ると、維管束がやられて死に絶える。そんな事態が全国の山中で広がって行きそうな

気がする。特にこれから餌の少なくなる冬だ。それほど豊かではないこの山中で彼らの

食料は確実に枯渇するだろう。自然との「境界(バリアー)」だった里山も荒廃が進んで

いるので、野生動物たちはこれからどんどん山を降りて、人間たちとの接触も増えて

いくだろうなあ。

とか、考えながらぬかるみの道を歩いていたら・・・・・やっぱり川に落ちてしまった。

道を流してしまっていた川を飛び越えようとしたら、土手が崩れた。思わず前につん

のめり、藪に手を突っ込んだら、指に棘が大量に・・・・痛いよう。足も泥だらけ。

しかし、すぐ車にもどって「ドラえもんカー」の恩恵を受ける。

そう車には「とげぬき」も完備しているのだった。

さて、帰りには麓の温泉につかり、ホームセンターで新しい靴も

買ったぜ。

というわけで、新しい靴で、ゆっくり運転しながら家に帰ってまいりました。

本当にいろいろあった中身の濃いお休みだったね。