そろばん教室の方の○○ちゃんが、「ねーねー塾長、わたし10月〇日、

誕生日なんだ!だからねー、久しぶりにホットケーキ焼いて!」と・・・・・

 

毎年、秋にはホットケーキを焼くし、まあ、そろそろ良いかね。(塾長は

女の子に大甘、という意見もあったりするが・・・・)

 

で、いつものように、卵と牛乳を混ぜ混ぜ。

一升炊飯器に入れて、ホットケーキミックスを混ぜこむ、と。

あとは、炊飯するだけ。時間で40分後には、美味しいホットケーキが

焼き上がるのだ。この時の教室に広がる甘い香りといったら!

もう生徒たちは大騒ぎになる。私は勝手に「ぐりとぐらのホットケーキ」

と言っている。子供たちにとって、お菓子の「甘い匂い」と「大きさ」は絶対的

なのだ。「ヘンゼルとグレーテルのお菓子の家」も「ぐりとぐらのカステラ」も

「甘い匂い」と「大きさ」はあの手の話には絶対に必要なものなのだ。これは

きっと本能に根差したものだと僕は思うね。

一日だけ、炊飯器の具合が悪くなって焼けなかった時があったのだが、

ある男の子は、泣き出してしまったくらい、この「大ホットケーキ」を生徒

たちは大好きである。

さて、これを大きめのまな板シートの上に乗せ、トランス脂肪酸フリーのマーガリンを塗って、

ハチミツを十分にたらして、と。

八等分に切り分け。

おお、量産体制だ。この時には、僕の両脇を元気な女の子たちが

しっかり固めて、「私、これ!絶対にこれ!」と一番大きな奴の所有権

を大きな声で主張し始める。ここらへん、女の子の方がしっかりしている。

まあ、たしかにうまそうだよなあ。

結局、この30センチ径くらいあるホットケーキを12枚、個数にして96個

焼きました。いつか、塾をやめたらホットケーキ屋さんでもやろうと思います。