ああ、そろそろ旅に出たい。いろいろ煮詰まってきてしまって、ゆっくりしたいのう。
で、紅葉を目指して、いつもの福島県の土湯の山中へ。出た時間がお昼だったので、
福島の山中には夕方4時ごろ着だ。
ここら辺までは、砂利道だけどまだ普通に走れるぞ。
あああ、遠くに山並み。夕暮れ時の山並みはなんだか気がそわそわする。
しかし、この先の道がとんでもないのだ。シガーライターのソケットから、
軒並み電源が抜け落ちる位のデコボコ道になるのだ。
やっと不動湯へ到着。
なんと、私以外にお客が3人もいた!(カップルと、たくましそうな女の人一人。)
女の方が先に出られて、受付の小屋で女将も交えてちょっと談笑。
カップルはなかなか出てこない。女将が「時間が遅くなっちゃうから、
北川さん、入ったら?風呂は二つあるから、カップルが入ってない方
にとりあえず入ってたら。」
というわけで、風呂に向かう。ああ、この「どこでもドアが森にむき出し」
のような風呂の入り口。ぐっとくるなあ。
さて、途中の空中風呂は、人の気配。じゃあ、カップルはこちらか。では
谷底の渓流沿いの露天に先に入ろう。
ところが・・・・・・こちらも人が入っている!なんとこのカップル、カップルで
来たのに、わざわざ別の風呂に入っている!どちらが女の人かわからない
ので、きちゃないオヤジは入れないぞ!
とりあえず、谷底の露天風呂に向かって大きな声を出した。
「すみませ~ん!誰か入ってますか?」
一向に返事なし。もう一度声を出すもやはり返事ない。やばい、こちらが女の方
かもしれない。
どうしようもないので、とりあえず、風呂の入り口でうろうろする。しかし、
風呂の時間は5時まで。もう時間4時45分だぞ。そのうち、やっと谷底から人が
上がってきた。お、男だった・・・・・・・
後はしかたないので、烏の行水。これが谷底の露天風呂。
これが空中風呂。森のど真ん中に浮いたように存在する不思議な風呂。
昼間は窓から緑がまぶしい。ゆっくりしたかったが、そうもいかない。
カップルはせっかく秘湯に来たのだから、一緒に入れよな!
いそいそと風呂を出て受付の小屋に戻る。ああ、この暗闇にある小屋の
明かりが良いなぁ。
小屋の中の柴犬の老犬。
さて、女将は旦那と娘さんと麓の自宅に帰って行った。さあ、誰もいない
山中、これからは僕だけの時間だ!
で、さっそく「もつ鍋」などを。今日はビールはエビスマイスターだったけど、
もつ鍋に合って、うまぁ~
夜、月が煌々照っているけど、空が良いので、星も良く見える。「月とオリオン座」
で、夜10時から、ラジオドラマ「FMシアター」を聞いて、12時には寝てしまった。
続く