さて、この時期は印旛沼サイクリングは欠かせないのだ。
とにかく、生き物が豊富。周辺には森も結構あって退屈しない。
車も手に入ったし、さあ、印旛沼。
渓流もいいけど、こういう日本的な風景も好きだなぁ。ザリガニ釣りとか大量に
取れそう。
さて、今回は、まだ見ぬ森を探そうっと。
おお、小さなお社が。
何やら、由緒ありげである。
このお社に飾ってあったもの。これは、「弘法大師様」の事を書いてある。
ただ、昭和45年に書かれたものだから、それほど古くはないな。
たぶん、もともとここにあった道祖神様たちを「祀りなおした」ような感じなのだろう。
いったいいつのころからのものだろうか・・・・ここら辺の土着の方々が、ずっと祈って
きたものなんだろうね。
さて、先に進むと・・・・なんと、あたり一面、ホタルブクロ。
ああ、ホタルブクロは大好きだ。はるか昔に、虫取りに行って「この中にホタルを入れて
光らせる」という話を聞いたことがある。子供ながらに「幻想的」と思った。
そして、小学生の時、かの名作「大きい1年生と 小さな2年生」を読んで、ホタルブクロに
より強い思い入れを持つようになった気がする。(これは体が大きいけど気の弱い小学
1年の男の子が、体は小さいけどしっかり者の小2の女の子に助けられて、ホタルブクロ
を探しに行く話だ。この冒険を通じて、男の子は成長していく。)
こんなに立派なホタルブクロの群生は見たことないなぁ。
ちょっと行くと、けっこういろんな花が咲いているぞ。これは紫カタバミだね。
もともと江戸時代に入ってきた外来種なんだそうだ。
可憐だなあ。
こっちは、ご存知ヒルガオ。いたるところに咲いているなあ。
この森は、誰か意図的に花を植えているのかしら?
と、思ったら、ちゃんと実も。
これは、「ヤブヘビイチゴ」。ヘビイチゴよりちょっと大きく、つぶつぶの先端がまるっちい。
毒はないけど、食べても味はあんまりしないようだ。
さて、腹もすいたし、いったん森を抜ける。
さて、いつもの「ふたご亭」で食事。
今日はフライなどを。
食事の後は、また水路沿いのサイクリングロードを走る。ここは本当に
気持ちの良いロードだ。
途中、コウゾが実をつけている。あの和紙の原料のコウゾである。
食べられることは食べられるらしい。
ジャムにする人もいるしね。
さて、疲れて来たから、そろそろ寝床を探す。
今日は、ここ。「野鳥の森」の中にある、展望台の下だ。蚊がいっぱいいるので、蚊取り線香
を二つ使う。これで万全。熟睡です。
さて、またこの森から出て、活動開始。
おっと、前をキジが歩いている。
ああ、入道雲が・・・・・
さて、目星をつけていた最後の森に向かう。
森の入り口でアマガエルのお出迎え。ドクダミの葉にちょこんと乗ってた。
で、この森の入り口に鎮座している巨木。周りには道祖神が・・・・・
そうとう昔からのものだろうなぁ。思わず手を合わせてしまいました。
そのまま、森の奥に入って行くと、どこかで何かきしむような変な音が聞こえた。
それでも無視して歩いていると・・・・・ドスン、と私の真後ろで音がした。
ほんの1メートルもないだろう。そこには、かなり大きな枯れ枝が落下していた。
もうちょっとで頭直撃。やっぱり道祖神様に手を合わせておいて良かった・・・・・
ちょっとピントが悪いけど・・・・枯れ枝の切り口から大量のアリが・・・・
家が崩壊して大騒ぎなんだろうなぁ。時々白アリも居たけど、こういうのって
共生するんだろうか・・・・
さて、凝りもせずにどんどん森の奥へ進む。
こんな形の松が・・・・どうしてこんな形になったんだろうね。
足元を見ると、巨大な赤いキノコが。色がやたら鮮やか。大きさ比較のため
10円玉を置く。
美味そうだよね。けど、傘が赤くて、柄が白いキノコは食べてはいけない、と
言う話が・・・・ドクベニタケだと思うのだけど、チシオハツ、シュイロハツ、ニシキタケ、
ヒナベニタケ、コベニタケ等、みんなよく似ているのだ。結構みんな毒持ち。
怪しいキノコは食べてはいけないのだ。だけど見事なキノコではありますな。
さて、日も暮れて来た。
そろそろ帰りの時間だね。
今日も一日良い日だったね。