夕暮れ時、屋上に上がると・・・・・・

ああ、入道雲が。どんどん成長しているぞ。あの辺りは・・・・そうか、手賀沼の上空だ。

水は比熱が高い。というと、「熱しにくく、冷めにくい」という事になる。

日中に沼の水は太陽からエネルギーを得て、今まさに熱を放出しているのだな。

空気は水に比べ冷めやすいので、この時間帯は、もうとっくに冷たくなっているはずだ。

で、手賀沼上空では、沼の水に温められた空気が、上昇気流となって入道雲

を成長させているのだろう。

はるか離れているところの上空の雲が、地表の事を知らせてくれる。