さて、常磐高速をひた走る。いわきで磐越道に乗り換え、途中
東北道に乗り換えて、ひたすら走る。やっぱり福島は遠い。
福島西インターで降りて、土湯へ向かう。その鄙びた土湯から
また、山奥に向かうのだ。メーターは柏から300キロはゆうに超えている。
で、山奥途中の水場。
ん?
この後、クマ注意の立て看板を嫌になるほど見ることになるが、出会ったら
戦うことになるんだろうなぁ。逃げたら絶対に追っかけてくるだろうから。
で、とうとうかの不動湯の入り口に到着!この看板は、昔のままだ。
入浴が夕方5時までなのに、もう4時である。
受付の山小屋のようなものがあって・・・・・(じつは前からこの建物は
あったらしい。荷物に囲まれて隠れていたそうだ。)
なかには・・・・・おお、女将さんとご主人はご健在!うれしいのう、うれしいのう。
お二人にはいろんなお話を聞かせて頂きました。人生だなぁ。今週中にこの
写真も、昔の写真も送ってあげよう。(写真類は全部火事で焼けてしまった
ようです。けど、写真って本当にいいね。)
しかし、小屋の中はタイムスリップ空間だった・・・・・
年代物の箪笥。
木の幹をくりぬいて作った菓子入れ。こんなもの、もううん十年も見ていない気
がする・・・・・
しかし・・・・・旅館はやはり跡形もなかった。石垣の土台だけが、当時の
面影を残している。悲しい。
女将に、露天に案内してもらう。この女将のたっているところが、もと旅館の
入り口前、洋風に言うと「テラス」だった場所。お風呂は谷底なので無事だった
模様。
ここから下へ降りていくのだ。
動画なども。
これが谷底の露天風呂。
露天風呂周りの動画なども。(露天風呂は暗すぎて動画ではあまり写ってません)
で、風呂上りに一杯。本日は十五夜。で、十六夜ビール。だけど・・・・夕刻から雨が本降りに
なり、月どころではなかったのだった。
露天風呂は夕方5時まで。そんなわけで、私は翌日も入浴することをお話し、
山中の駐車場で一人、泊まることに・・・・・もちろん、天文屋にとって、車中泊は
日常茶飯事なので、すべてを用意してやってきたのです。見て、この広大な寝室。
足伸ばしてゆっくり寝られる。
と・こ・ろ・が・・・・
いつものことだが、必ず、いちばん大事なものを忘れてくる。今回は、
じゃ~ん。ガスコンロ。夕飯の食材はウルトラゴージャスに取りそろえた
のに、調理できない。うううううううううう。
で、仕方ないので、いったん下山。コンビニで弁当を買い込み戻る。
うううううううううううううううううううううううううううううううううううううううう。
で、一杯飲んで、車中で雨音をBGMに12時には就寝。ノンストップで朝7時まで
熟睡。ああ、なんて健康的な夜。
続く