受験真っ盛りの、ちょっと前の事になるが・・・・・
ストレス満載で、いつもの様に、またまたポチッと・・・・・・・・

カメラを買ってしまいました。といっても、バカ高いのではなく、普通の
コンパクトデジカメなどを。

これ、オリンパスの「SH-2」といいます。最近「SH-3」という新型が出たので
型落ち品として22,800円でございまさした。定価は、最初から「オープン価格」
なのでわからないのですが、販売初期は3万6千円くらいだったのではないか、と
思われます。

オリンパスSH-2
何台もカメラを持っているのに、なんでまた買うのかって?
1つは、このカメラのマクロ特性。望遠でもマクロができるので、アウトドアで遠くの
生物を撮るのに向いているのです。もう一つは、望遠能力。広角25mmから
なのに、望遠域は600mmまであるのだ!これは「超超望遠」と言える。
そして、非常に強力な「手ぶれ補正能力」 マクロでも望遠撮影でも、動画撮影
の時でも、これは心強い。で、心安らぐこの昔風のデザインも良い。
ちなみに、スイッチオンするとこんなかんじ。


実は、この「デザイン部分」が今回の購入のかなりウェイトを占めていたりする。
極めて「オリンパス」なデザインなのだ。
手元にある、今から45年前のオリンパスDC35。往年の名機である。

DC35
これは、オークションで買ったものだが、当時定価28,800円もしたのだ。
初任給が46,400円の時代に。今の金額に直すと12万くらいか。カメラは
当時、本当に「贅沢品」だったのだ。

オリンパスの真骨頂は、この「精密感」だ。必要十分な機能が、極めてコンパクト
なカメラボディに「考えられ尽くした配置」で実に美しく収まっている。
これだけ、デザインに統一性を持たせているメーカーは他にあるまい。

DC35を夜中一人でいぢっていると、なんだか、当時の技術者たちの、もう、偏執狂的
とも言えるほどの「物」に対するこだわりが伝わってくるのだ。考え方だの、矜持などが、
ふっと浮かんできたりするのであった。

並べてみると・・・・・なんとな~く、似ているよなぁ。やっぱり。オリンパスデザインの
礎を作ったのは伝説の技術者「米谷美久」氏なのだが、かれの思想は今でも
引き継がれているのかもしれないなぁ。