どっこい、あのキアゲハは、その後も生き続けているのだった。
もう、2ヶ月経つのにである。ネット情報だと、「羽化後2週間の
命」とか書いてあったのにである。

ただ、もう、見た目はボロボロ。羽も鱗粉がすっかり落ち、スケルトン
仕様である。

キアゲハ
その上、パーツの使用限界を超えたのか、脚などが落ちていたり
する。キアゲハキーちゃんの脚は、もう4本しか残っていない。

脚
しかし、餌は毎日しっかり食べてる。



この、もう1月の寒い時期に、いくらなんでもこの状況は変だ。
キアゲハキーちゃんは、こんな状態で、授業中に飼育箱のなかで
羽をばたつかせ、生徒を恐怖に陥れていたりする。

なにか、変だ・・・・・もしかしたらこの方は、キアゲハでは、ないのでは・・・・
僕の知らない、なにか、違う生き物なのではないか、という気がしてきた。

夜になると、触覚をもう一本長く伸ばして、母星にでも通信しているの
かもしれない。
「それがさ~、地球人ってバカでやんの。オレのこと地球の虫と勘違い
してやがるんだぜ!この髭面のおっちゃんが、このオレが、ケンタウルス
星系の第3惑星から来た昆虫型星人だと知ったら、おもろい顔をする
だろうなぁ。まあ、いつも美味しい食事をくれるから、感謝はしているん
だけどね。」
とか・・・・・・・・・