よっぽど寒かったんだろうなぁ。ペットボトルもこの通り、
逆さにしても凍って落ちてこない。
望遠鏡を速攻で撤収。あんなもん、昼間に出していたら通報されます。
さて、かたした後は、まず腹ごしらえ。昨日残したモツ鍋の汁にうどん玉を
入れて温める。うっまぁ~。冷えきった体には最高だ。
いつものことながらずっと向こうに見える光る海面がとても綺麗だ。
おや、今登山者が来たと思ったら・・・・見えなくなった。おかしいなぁ。
あれ?奥に細い道があるぞ。おお、この小さな山にも頂上に鳥居が
あったのか。もうココには何十回も来ているけど、気付かなかった。
鳥居の奥にはもちろん神社の社が。これも昔の人がずっと
信仰の中心にしていたのだろうなぁ。これから星を見に来た時は
いつもお参りしてから観望しようっと。
で、朝のうちから、近場の温泉に向かう。ああ、昨夜の厳寒が嘘の
ようだ。冷えきった体が蘇ってくるのがわかる。
幸せって、きっと絶対量で測るのではないね。数学で言うところの
「正の微分係数の大きさ」、つまり「正の変化の割合・傾き」
平たく言うと「どのくらい状況が良くなったか」によるんだと思う。
たとえば、昨日の極寒と今現在の温泉、というように。温泉にずっと入り
っぱなしだと、幸せは感じない、と思うのだ。温泉の本当の極楽さは、極寒
を知って初めて理解できるものなのではなかろうか。
世の中、そう考えるとみんなそんなもんだろうと思えてくる。
とうことは、たとえどんな「どん底」であっても、それを乗り越えた後の幸福感
を知っていれば夢を持って力強く生きていける気がするのだ。
子供の頃の成功体験の重要さ、というのは、たぶんそういうことなんだな。
それが、すべてのモチベーションにつながっていくのだね。
さて、温泉を出た後は、また近隣に点在している「秘密の遊び場』
に繰り出す。ここの橋の下が、魚の宝庫だと、多分現地人も知らない
だろう。
けど、いつも思うのだが、ここの鎮守の森は、まるで結界の
ように周りを水路でめぐってある。深さは2mくらいあって、子供
にはかなり危ない。
う、カエルの川流れ。なんでこんな時期にカエルが流されて行くのだ。
たぶん・・・・冬眠していた土手ごと、なにかの拍子に流されたのだろう。
カエルは肺呼吸だから、もう溺れ死んでいるかもしれない。
う~ん、なにかないか。
みごと、釣れました。しがみついてきたところを見ると
やっぱり助けてもらいたかったのだろうなぁ。こんなところで
こんな時期にカエル釣りをするとは・・・・・
うん、しっかり動いているね。うちに持ち帰って飼ってやっても
良いのだが、うちには、もう例のキアゲハがいるからなぁ。
あいつもこの寒い時期にしっかり1ヶ月以上生きている。
羽化後2週間の寿命とかネットには書いてあったのに・・・・・
だから一人で強く生きていくのだよ、とその場を後にしたのであった。
そうそう、鎮守の森には、5mmくらいの、まるで小さなりんごのような
赤い実が一杯なってた。ヤブコウジかなぁ。ちょっと自信ない。
まあ、ちょっと忙しかったけど、大変楽しめた星見行きだった。
明日から、また仕事に全力だ。