がびょ~ん。桜の木伐採のお知らせ。
回覧板で見ていたが、いよいよなのか。実はこの桜の木々、
前にも書いたが、もう樹齢が60年以上になる。うちの父はこの町の
初代町会長だったのだが、その父が植えたものなのだ。
その桜たちも寄る年波には勝てず、中が空洞化するものも出てきて
倒壊の恐れのある「6本」の木を市が伐採するのだという。
怪我人が出た時の責任を所在等を考えると、市としては、伐採せざる
を得ない事は重々理解できる。しかしそれでも断腸の思いだ。
だけど・・・・・よく見ると・・・・・ 赤い点線で色付けされたグリーンベルト
が伐採予定の木があるところ。
ポラリス前のグリーンベルトには、3本の桜老巨木が立っている。
これは、私にとって特に思い入れの強い木で、幼い時から良く木に登って
遊んだものだ。今から考えると、この木々を見守ってきたつもりで、私が
見守られて、子守をされて来たような気もする。
だから、この3本だけは、毎年欠かさず、もう30年近く、うん十キロの肥料を
花への「お礼肥」としてあげてきた。そのためか、この3本の桜は、ポラリス屋上
から見ると他の桜との成長の違いがはっきりわかる。いわゆる「樹勢」がまったく
違う。高さだけでも2メートル以上大きい。
伐採される木は「骨粗しょう症」のように中がスカスカだったようだが、
この3本はぎっちり中が詰まって丈夫だった、と勝手に解釈させてもらうこと
にしよう。
結局、巨大な重機がやってきて、張り紙が貼ってあった桜を伐採していった。
周囲3メートルはある桜だったのに・・・・・・
返す返すも残念だ。だが、流石に、すべての桜に肥料をあげることは
出来なかったからなぁ。
とにかく、このポラリス前の3本だけは、私が生きている間は、絶対に
守っていきたいと思っている。
来年春も、きっと素晴らしい花を見せてくれることだろう。
今年、一昨年の桜の花をリンクしておこう。
1,2,3
来春、この桜の花を見ながらいつものように一杯やることが、本当に待ち遠しい。