今からうん十年前の高校卒業の翌日、友人たちと3人でチャリで
千葉県一周の旅に出た。
5日間、500キロの旅だった。今から考えると、とんでもなく無謀な
旅で、チャリで遠出をしたことのあったものはひとりとしていなかった。
その上、一人など、ママチャリだった。僕もサイクリング車とはいえ、通学用の
「なんちゃってサイクリング車」で車体の重いことこの上なかった。
その中で唯一、ちゃんとしたサイクリング車にさっそうと乗ってきたのが
S君だった。(そのS君の自転車が走り始めて一時間でパンクしたのは
笑いを誘ったが・・・・・)

さて、S君、実家が農家で、大学は一浪して京大の農学部に入った。
だから、いつかは実家をつぐつもりなんだろうな、と勝手に考えていたのだ
が・・・・

実は、しばらく音信不通だったSくんからFacebookの友だち申請があった
のだ。本当に凄い世の中になったものだ。会いたい人間がいたら、ほぼ
間違いなく(相手が嫌がらなければ)会えてしまう時代になったのだね。
で、何をしているか聞いてみたら、実家は継がず、とある大学でIT関連の
先生をやっているとのこと。人はどこでどんな道にすすむかわからないものだね。

で、久しぶりにサイクリングに行こうということに。

彼は実家の近くの利根川土手から上流を目指し、僕はいつもの江戸川土手を
上り、合流地点の「関宿城」で待ち合わせすることになったのだ。

コース
続く