友達の塾があるのだった。なんでも自販機を設置したとか・・・・
立ち寄ってみるか。で、これがお得感満載の100円自販機。
写真を撮っていたら・・・・
「北川先生!なにやっているんですか!」かと後ろから声が。
塾は休みだろうと安心していたら、私と違って仕事熱心な塾長
がGWにもかかわらず宇都宮からわざわざ古河の塾にやって来た
のだ。思いっきり「不審者」だと思っただろうなぁ。
さあ、再び土手に上る。遥かかなたに山並みが見える。
ここら辺から、利根川は渡良瀬川になっている。
また、走るぞ!
さあ、いよいよ遊水地周辺。この風薫る林間のサイクリングロード
を走るのだ。最高に気持ちがいい。
こういうときは、もちろん分け入ります。探検は人生の極上の
スパイスです。おお、まだまだ続く雰囲気。
ここは、動画も。私以外、だぁれもいない。川のせせらぎの音と
野鳥の声しか聞こえない。ここで、しばしぼーっとする。
秘密基地として、こんどビール持ってこようっと。
しばらく、新緑の匂いの中をサイクリングしたり、散策したり・・・・・
おや、藤の花が・・・・
さあ、そろそろ帰りの時間だ。
茜色に染まる土手。自分も茜色になりながら、ひたすら
チャリをこぐのもまた良いものなのだ。
そうそう、この日はほぼ満月。するとこういう景色が見られる。
西空に沈み行く太陽の正反対の東空に、満月が昇る景色。
(完全な満月の時期じゃないから、太陽も月もちょっと高度があるけどね)
ちょっとだけ、理科の勉強。
満月の時は、月が真正面から太陽の光を浴びなければならない。
つまり、月は地球を挟んで太陽と正反対の位置、一直線上にいる
ことになる。
え?それだと地球が邪魔をして太陽の光が陰って、満月にならないで
はないかって?では、実際の比率で見てみよう。
月と地球の小ささに比べて、かなり月地球間が離れている。
この月に正確に地球の影を重ねることがいかに難しいかわかる
だろう。だからめったに隠れたりしない。このように、月は、太陽の光を真正面から
受けて、満月になる。だからこの形に並んだ時は全世界的に月は、満月。
同じように、三日月なら、世界的に三日月だ。僕がその日にみた月の形は
地球の反対側のブラジル人が見ても同じ形だよ。月の満ち欠けは、
このように月と地球と太陽の位置関係だけで決まるから、世界中で同じ形になる。
さて、一直線の時、月は地球の影に「めったに隠れたりしない。」といったけど、
まれにぴったり重なって地球の影で満月が隠れることがある。これが「月食」だ。
だから、月食は「満月」の時にしか起きないんだ。
と、いうわけで、満月は、常に、地球を挟んで太陽の正反対にいる。
ということは・・・・・・
満月は、必ず、太陽が西の空に沈む夕方に、その反対の東の空から
昇ってくる、て事だ。上の図の方で、地球に「夕方」と書いてあるところ
の事だ。地球の自転の方向を考えると、ちょうど日が沈む場面だとわかる
だろう。そして、月が昇ってくる所でもあるね。動画の意味が理解できただろう?
真夜中0時に「満月」は南中するが、そのとき、地球の反対側で太陽が南中
して、真昼間の正午になっている、ってことさ。
当たり前のことだけど、こういう雄大な景色の中で、同時にそれが見られる
と、なんだか、「ああ、本当に宇宙の営みの一部を理解できた。」という感じが
していいよね。
今日も良い一日だったね。