とりあえず、腹が減った!出発時間が遅かったので、
いつものお店ではなく、野田の中華屋で食事。
今日は担担麺&炒飯ランチ。880円なり。
担担麺「激辛」を頼んだけど、うまうま~

担担麺&炒飯
さあ、おなかもいっぱいだが、まだまだ目的地まで距離があるぞ。
今日は夕食の支度をしなくてもいいから帰宅時間無制限。
走るぞ!

ああ、夏の名残の積乱雲。夏は速足だったな。

入道雲
さあ、目的地が見えてきた。はるか彼方の関宿城。

ああ、関宿城

で、関宿城の公園にやっと到着。この時点で午後4時半すぎ。
ここが、今日のねぐらだ。(といっても昼寝だよ。)
枕と蚊取線香をだして、とビール飲んで爆睡。

今日のねぐら
30分ほど爆睡して、あたりを見ると・・・・・
公園の木々が、もう実っている!たわわに実をつけているぞ。
これはコブシの木。

コブシ2
コブシの実。コブシの名前はこの実の形から来ている。
まるで「握りこぶし」でしょ?

コブシの実1
こちらの実は、もうちょっと熟しているね。
下の方は赤い種がむき出しになっている。

コブシの実2
おお、ツバキもしっかり実っているぞ。この中に種が入って
いて、ツバキ油を搾るのだ。

ツバキの実
これは山法師の実。食べられる。(というか、地方の土産物
屋で売っていたりする。ジャムにもなるよ。)

山法師(ヤマボウシ)の実
さて、先ほどのコブシの実を良く見ると・・・・・
いろんな虫が来ているではないか。
これは、「アカスジキンカメムシ」の幼虫。

アカスジキンカメムシ
成虫になると、「宝石」と形容されるほど、美しいカメムシに
なる。おととし、僕が撮った親虫の写真を載せておくね。
宝石の指輪みたいでしょ?

アカスジキンカメムシ成虫
さて、こんな虫も来ていた。これは、ツヤアオカメムシ。
本来は南方の虫だったはず。おそらく30年くらい前の
図鑑には載っていなかったのではないだろうか。
今は、関東地方にうじゃうじゃいる。

ツヤアオカメムシ
こ、これは・・・・・・

ミナミトゲヘリカメムシ
このやたらでかいアブラムシのようなのは・・・・・
実は、私はこの時点で、「キバラヘリカメムシ」の幼虫だと
思った。だが、なんとなく違う。頭の付け根部分が黄色かった
と思ったのだが。
帰って必死こいて調べたら、おそらく「ミナミトゲヘリカメムシ」
(間違えていたらごめんなさい。)

これはゆゆしき事態。これこそ、南方の昆虫である。
つい最近まで、北限が紀伊半島とされていたはず。
温暖化によって、ここら辺までやってきてしまったようだ。
ネットで調べたら、最近結構見つかっているらしい。もうどこが北限
かわからない。

「地球温暖化」についていは、いろんな意見がある。
特に地球科学系の学者は「温暖化なんてしていない。」と言うこと
が多いが、生物畑の私に言わせると、間違いなく、生物相は
変わってきてしまっている。おそらく水生生物が専門の奴は
もっと激しくそう感じているだろう。

こういうと、地球規模の「温暖化」と都市の局所的現象の「ヒート
アイランド」は違う、という意見が必ず出てくるが、ここは、新宿
や渋谷ではないのだ。ましてや水中はヒートアイランドなど
考えられない。もう、地球規模の温暖化は、間違いなく進んで
いると考えて良いだろう。

その昔、もう30年近く前の事だ。私は、当時千葉の某進学校
で理科講師をしていた。その時、初めて二酸化炭素増加による
温室効果、その結果としての地球温暖化の記事を読んで戦慄
を覚えた。直感的にも「正しい」と感じたのだ。
すぐ、理科の授業で生徒に話をしたが、その時の生徒たちの反応
は今でもはっきり覚えている。
「地球のおんだんか?またまたまた~ 先生、フカシ入れないでよ。」
当時は、偏差値70近い進学校の生徒でもこうだったのだ。

その後、地球温暖化論争は、迷走しっぱなしだった。
なぜか。
それは、巨大産業の思惑が大きな要因だったと僕は
思っている。

地球温暖化の原因が二酸化炭素だとすると、石炭
石油の化石燃料が悪い、と言うことになる。石油メジャーが
産業に不利になる理論を放っておくはずがなかったのだ。
だから「温暖化は起こっていない」
「温暖化は、仮にあっても、二酸化炭素のせいではない。」
ということを、彼らは陰になり日向になり言い続け、関係各所
に金もばらまいて来た。

しかし、アンチ石油メジャーともいえる原子力産業もあこぎな手段
を山ほど使った。絶対に原子力発電を広げるために、あの手
この手の大衆扇動を行った。もちろん、化石燃料を悪の権化
とする二酸化炭素温暖化説は、彼らには最高の武器になった。
(ここら辺、原発導入の時の新聞、出版社の動きを調べると
愕然とします。マスコミによる完全な「洗脳」です。)

結局、巨大産業と巨大産業の戦いの間で、真実は長期間
うやむやになってしまったのだ。二酸化炭素温暖化説も
原子力産業関係者が声高に叫ぶと嘘くさく聞こえる、
というのが実際のところだったのかもしれないが。

私は、(こんなところで書くことではないのかもしれないが)
原発は反対だ。一回の事故で、一つの県が取り返しのつかない
ようなダメージを受けるシステムを使っていいものだろうか?
東北大震災は、ちょうど千年前に東北を襲った貞観大地震と
極めて良く似ている。そして千年前は貞観地震前後20年の間に、
大地震が日本列島を縦断していったのだ。そしてその間に
富士山すら噴火している。今回も同様なことが遠からず起こ
るだろう。そんな中で、「絶対に原発事故は
起こしません」と言えるのか。また、廃棄物の処理がまだ
できない現在の状況で、発電など続けていいのか。これは、孫子に
膨大な債務を与え続けることになっているのではないのか。

だから、原発関係者が、原発推進の下心を隠しながら
「温暖化は二酸化炭素が原因ですよ!もう二酸化炭素を
だす化石エネルギーを使うのはやめましょ。」と言うのを聞くと
虫唾が走るのではあるが・・・・・・しかし・・・・

現在、地球温暖化は確実に起こっている。そしてその有力
な原因は二酸化炭素であることはもう間違いない。

今後の人類の進んでいく道は、究極の選択となるだろう。
二酸化炭素の排出を抑えるために、地獄の釜の蓋を半開けに
して原発を使うか、それとも、化石燃料を使い続けて温暖化
を受け入れるか。

地球上の人類以外のすべての生物が期待するだろう「解」は
「人類の生活のレベルをずっと落として、エネルギー消費を抑え、
再生エネルギーの可能性にかける。」だと思われる。
はたしてこの「解」を人類は選択できるのだろうか。
おそらく、人類に選択を先送りにできる時間はそんなには残っていない
はずだ。

とか、酔った勢いで書いてますが・・・・・この話はまた今度。
腹を立てたり気分が悪くなった人が居たらごめんなさい。


で、話は関宿公園に戻します。

もう、6時になるぞっと。
チャリで帰りを急いだのだった。
ああ、いつものように夕景が綺麗だ。

落日
山並みの稜線が最高にいいな。

落日3
暮色だね。川の色もこの世のものとも思えない色だね。

夕もや
さあ、真っ暗になったぞ。自転車のヘッドライトスイッチオン!
これ、強力な懐中電灯をどうにか二本取り付けたんです。
前に、すれ違いざまに「エヴァンゲリオン!」と言われました。
たぶん、2号機ですかね。

ライトオン!
前方こんなに明るい!

かなり明るい
夜の江戸川。しかし、こんなに暗くても手持ちで撮れる
カメラってすごいな。

夜景

ああ、今日も一日、疲れたけどいい日だったな。