で、私は、カメラ一式、ゆったり座れる折り畳みラウンジチェア、
ビール、握り寿司、蚊取線香をもって、万全の態勢で臨んだので
あった。知らない人が見たら、まさに「変なおっちゃん」
ひところはやった「結婚できない男」そのものだろうなぁ。
(もちろん、阿部寛みたいにかっこよくないけど)
あとは、しばし、花火写真、ご鑑賞ください。
しかし・・・・本当にカメラは良くなった。これ全部三脚を使わない、
手持ち撮影なんですぜ。
しかし、本当に近場の打ち上げ花火は腹に響く。
この体にこたえる衝撃というのは、写真とかじゃ、伝えられ
ないなぁ。どうにか、この臨場感を伝えたいぞ。
さて、ビール飲みながら写真を撮っていたら、隣がなにやら
かしましい。お隣さんは女子高生4人組みだったのだが、スマホ
で花火の写真を撮っている。
「スマホのフラッシュ、花火までとどくかなぁ。」
「ぬあにぃ~」
思わず、声を上げそうになった。
せいぜいフラッシュの到達距離など、数メートルだ。100メートル
以上離れている花火に届くわけがない。だいたい、もし届いたら、
フラッシュの明かりで、花火がかき消されてしまって、ヒンシュクの
嵐だろう。石をぶつけられるかもしれない。だいたい、花火の光は
反射光ではないのだ。
理科を生業として、また、写真歴うん十年の怪しいおぢさんとしては
一言言ってやりたい。けど、そしたら、怪しいおぢさんは危ないおぢさん
に出世してしまうかもしれない・・・・・・・ううううう。言いたい、言いたいよう!
ああ、く、口が勝手に。
「キ、君タチ、ふらっしゅデハ花火ハ、写セナイヨ。花火ハ直射光デ
反射光デハナイ。大体アソコマデふらっしゅハ届カナイ。
ソウダ、オヂサンガ花火ヲバックニ君タチノ記念写真ヲ撮ッテアゲヨウ。」
我ながら、怪しい、怪しすぎるオヤジだ。それもビールぐびぐび飲みながら。
で、撮ったのがこれ。(顔にモザイクちゃんとかけてます。)
モニターで、見せたら、
「すっごい!スマホと全然違う!」と・・・・・・
「ザクとは違うのだよ!ザクとは!」
と口から出てしまうところであった・・・・・
しかし、変なオヂサンにも物怖じせず、とっさにこんな極めポーズ
まで取れる、若さってええのう。しなやかだのう。
ええ、ちゃんと、写真はメールで送ってあげましたとも。
御嬢さん方、もし来年、また手賀沼のほとりで、ひとりビール飲みながら
握り寿司を食べている怪しいオヤジがいたら、それは私です。
声をおかけくだされば、また写真とりますんで。
前もって連絡下されば、握り寿司、人数分持って行ってあげますんで、
またよろしく。(スーパーのパック握り寿司ですが。)
というわけで、今年も楽しい楽しい花火大会でございました。