朝は、なんと6時に起きた!今日は早く帰って柏祭りに
行く約束があるのだ。望遠鏡をとっとと片づけて、8時半
には出発!

帰る途中、車にはねられたタヌキの死骸が・・・・・
時間はそうたっていなさそうだった。かわいそうに。
今回は、2回、ひかれたタヌキをみた。
まあ、手賀沼や江戸川でもタヌキを見たくらいだから
ここら辺にはたくさんいるんだろうなぁ。

帰り道、川沿いの道を通りながら思ったのだった。
金曜の夜、実は、小学生の国語の教科書を朗読したのだ。
誰もいない、夜のポラリス。塾は一人カラオケボックスと化して
私はマイクを握っている。なんと、国語の教科書を朗読して
録音しているのだ。そして生徒に授業中に聞かせたりして
いるのであった。
金曜は、6年の教科書の「川とノリオ(作 いぬいとみこ)」を読んで
不覚にも泣きそうになってしまった。戦時中のお話である。
川でいつも遊ぶノリオ、危ない目に何度も会うが、その都度、
絶対庇護者の母がやさしく助けてくれる。しかし、その母は、ヒロシマに
行って、二度と帰ってこなかった。
絶対庇護者(母)の突然の喪失。この絶望的な喪失感が読者にも
乗り移るのだ。
で、川。なぜ、「川とノリオ」なのだ。「川」は何を意味しているのだ。

とか、考えながら川沿いを運転していたのだが、辛抱たまらず、
車を止めた。


おおここから川に入れるぞ。

で、ノリオのように川に入る。短パンをたくし上げ、かろうじて
濡れない。


日は暑かったが、冷たい清流が足元から体の熱を奪ってくれる。
ここでしばらくノリオの気分。


こういうところに魚がいたりするんだよな。


で、結構魚がいたりする。実際小魚はねてるし。
遠くには60センチくらいの奴もいっぱいいる。

動画ははねている小魚。

水の中にもけっこう小魚がたくさんいる。 野鳥のさえずりもいいぞ。

で、「川とノリオ」の川は何を意味していたのだろう・・・・・
おそらく、いぬいとみこは、戦争を含む人間の営みに対して、
そういったものを超えた絶対的な存在、この場合時間の流れ
を「川」に表現しようとしたのではあるまいか。川は、ヒトの営み
に関係なく、永遠に流れ続けるものとして。
同じような文学的表現としては「夏草や、兵どもの夢のあと。」かなぁ。
絶対的な時間軸を「川」として表現することで、ヒトの営みは、より
強いコントラストで、読者の心に刻まれることになる。人の「はかなさ」
も強調しながら。

なんて、理系の人間がこんなこと言ってても文系人に馬鹿に
されるだけだね。

で、川にはトンボがいっぱいいたのだった。これはハグロトンボ。
なんで、こんなにメタリックグリーンなんだろう。金属光沢が
かえって目立つだろうに。だけど、本当に綺麗だなぁ。



これは、たぶん「セスジイトトンボ」
これもメタリックで綺麗だ。


で、1時間ぐらい、たっぷり川遊びをして帰ったのだった。

さて、あわただしいがどうにか、柏祭りに間に合った。
すごい人出だ。


私は、というと、ビールとフランクセットで500円、というものを
購入し、すっかり祭り気分なのであった。


で、うちに帰ると・・・・・そらにはでっかい「彩雲」
これを見ると、幸運が訪れる、というやつだ。


あああ、そろそろ電池切れ。ぶっ倒れそうだ。
本当に盛りだくさんの2日間だった。きっといつまでも
忘れない良い日だったね。