さて、翌日、グリーンベルトではない、ほかの桜も見に行った。
とりあえず、常盤台丸公園にある桜の巨木。
あれ?なんか幹の下が怪しい・・・・・
公園の桜の巨木
ああああ、ベッコウタケだらけだぁ!
ベッコウタケだらけ1

ベッコウタケだらけ2 

ベッコウタケだらけ3
この桜の巨木、幹回りは3メートルはゆうに超える。
ベッコウタケは30センチ以上だ。こりゃまずい。
私はすぐに市役所に電話をしたのだった。すると・・・・・
「はいはい。実はちょうど市内のベッコウタケ調査に乗り出す
ところだったんですよ。グリーンベルトだけではなく、市内の
公園の老木にも次々とベッコウダケが・・・・・」

ああああ、こんなことが、うちの周辺だけで起こっているわけ
はないのだ。きっと柏だけのことではもなく、全国的な問題に
なっているだろう。
原因を必死で考える。
① 昔からソメイヨシノの寿命は60~70年くらいと言われてきた。
 もっと長生きしているものもたくさんあるが、樹勢がこのうらいで
 落ちてくるのは間違いないようだ。戦後あちこちで植えられた桜
 が、今寿命を迎えはじめているのかもしれない。弱ったところに
 このベッコウタケが入り込んできたと考えられる。
② 温暖化、もしくはヒートアイランド現象が原因とも考えられる。
 諸説あるが、周りの気温が高くなってきてるのは間違いないだろう。
 大体、生物相が変わってきている。このベッコウタケはもしかしたら
 より高温を好んで活発化してきたのかもしれない。もっと詳しく調べて
 見なければなるまいな。

で、市役所
「う~ん、けど、樹医さんに聞くと、伐採以外方法がないと・・・・・・」

それは困る。ただこのベッコウタケ、木の強度は下げるが、生きていく
ための組織はあまり侵さないらしい。つまり、最後まで花は見られる
反面、気づいた時には中あボロボロで倒木、ということになるのだ。

これは注意深く見守っていくしかない。とにかく、なんとか助ける方法を
探し続けてみるつもり。