サボテンの花が咲いた。
黄色花
それが不思議なことに、翌日、続けて追うように、違う種類の
サボテンの花も咲いた。こちらは鮮やかな赤の大輪だ。
赤花
一輪の直径は8センチくらいありそうだ。
サボテンの花の寿命は極めて短い。数日咲いて終わり。
なんで、今まで何年も咲いたことがなかったものが、たて続
けて咲いてくれたのだろう・・・・・・
赤花拡大
外的な環境要因で違う種類のサボテンがたて続けて咲くとは
考えづらい。だとすると、何か共通の言語があって、相談の上、
咲く頃を合わせたのか・・・・ここで「言語」というのは、もちろん
音声による言葉ではなく、ホルモンや匂い等の「化学物質」
である。つまり彼らも僕と同じく「くんかくんか生物」なのかも
しれない。
砂漠に生えるサボテンの環境は極めて厳しい。
花粉を運んでくれる昆虫等の数もかなり少ないと思われる。
だとすると、サボテン同士は、咲く時期を合わせて、短期集中的に
昆虫を集めた方が効率がいいことになる。だから、お互い、
何らかの会話をしてたとえ違う種類であっても咲く時期を相談
するようになった可能性もあるな。
それに、極めて少ない昆虫に絶対に来てもらうために、目立つ
ようにこれだけ美しい大輪を咲かせるようになったのかもしれないな。
人間が誰も踏み入れない砂漠にひっそりと数日だけ大輪の花
を咲かせるサボテン。なんか、想像するだけで、心にしみる。
その場に美しい月とかでていたら、きっと泣いてしまいそう。

生物同士というのは、きっと何らかの影響を及ぼしあって進化
してきているのだなぁ。無駄な命なんて、きっと何一つないのだと
思ってしまうま。