今日は、僕がかつて勤めていた某高校の卒業式。
ええ、でかい顔して出席してきましたとも。なぜか?
どこも理科講師が不足しているようで、だまっていても結構依頼が来ます。
その時、私はひとつの条件を出すのです。
「卒業式に出して下さい。」

たいてい、校長は鳩が豆鉄砲をくらったような顔をする。
そこでまた念押しするのです。

「今年だけではないですよ。私が辞めた後も、私の教え子が残って
いる限り出席させてもらうのですよ。」

某高校の校長はこの条件をのんだ。で、もう辞めてしまったこの高校
の卒業式にでかい顔して出られるわけ。

電車で行って、卒業式に出席。なかなか感動的なよい卒業式だった。

卒業式1
式後、私の元いた「生物準備室」に陣取る。
卒業生が顔を出してくれるかもしれないからだ。
しか~し、12時15分ごろ、現在の生物教師が入ってきて、
気まずい雰囲気。
「何してるの?」という感じ。ほとんど何もしゃべらない。
まあ、学校では好き勝手やっていたから、生徒には好かれ
てたと思うが先生方はかなり煙たがっていたと思う。
結局私はいたたまれなくて、帰宅。

ところが・・・・・
帰ってみると、携帯に着信が・・・・・卒業する生徒だ!かけな
おすと「みんな、まだ居るよ。先生のこと探してたよ。」と。

「もう自宅だけど、今からまた行くぞ。今度は車で行くから30分
で駆けつける!卒業記念の写真を撮ってやるから待っててね」
と学校にとんぼ返り。

みんなちゃんと待ってた。
今日は今から奴らの卒業を祝って一人で乾杯して寝よう。
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