いつものように、手賀沼をぶらぶらしていると・・・・・・
おや、これは何だ?新種のカナヘビか?それとも奇形かなんか?まるで団子みたいだ。
大きいほうの奴が、小さいほうの腹を噛んでる!
これは共食いか?
けど、小さいほうも抵抗するでもなく、なんとなく潤んだ目をしているぞ?
さらに拡大。
大きいほうは、これでもか!というくらい四肢を小さい奴に絡み付けている。
実は、これ、カナヘビの交尾。
オスが必死でメスを押さえ込んでいるんですな。もう、こちらも路上を這いつくばって
撮ってます。はい、デバガメをいいところです。
ところが、オスはまったく動じない。こりゃ、車に轢かれちゃうぞ。(まあ、路上で這いつくばって
デバガメしている私も轢かれそうですが・・・・・・)
通行人が不思議な顔してこちらを見ているけど、このオスと同じで私もまったく動じない。
猫でも来たら絶対に2匹とも食べられてしまいますな。
しかし、オスは「ここで逃したら、一生子孫は残せない!」とでも思っているのか、私が少々つついても
まったく無視。
さて、15分くらいかなぁ。ちょっと私が目を離した隙に、いつのまにかいなくなっていた。
きっとオスは無事思いを成し遂げて、草むらにでも入っていったのだろう。
「これでもう、いつ死んでもいい。思い残すことは、ない。」とでも思いながら。
う~ん、未だ独身の僕は、子孫を残すことにこれだけ必死になれるカナヘビに、ちょっと
畏敬の念すら抱いた出来事でございました・・・・・・すっげーなぁ。