今来た道を引き返すと、竜巻はもう消えていたが、先ほど私たちがいたすぐ近くで大型ダンプが横転して
いた。あのままあそこにいたら、私の車がこうなっていただろう。となりで電信柱もひっくり返っている。
電柱がぶっ飛んで、人家の屋根に突き刺さっている。いったいどのくらいの力がかかればこんなことが
可能になるのだろうか。
屋根も壁も吹き飛ばされた家。
こんな状況を記録していたとき、天空から何かが落下してきて私の車のすぐ沸きに落ちた。
よく見ると瓦の破片だった。竜巻によって天高くに舞い上げられ、今になって落ちてきたのだろう。
天井が総ガラス張りの私の車に直接落下していたら被害は甚大だったに違いない。
よく、天から魚が降ってきた、おたまじゃくしが降ってきた、という話があるが、これはよく言われる「鳥が運んだ
のではなく、竜巻が原因に違いない。