その日は朝から験が悪かった。
夜は某スピリチュアル系サイトのイベント。
まだ時間があるので、ちょっと買い物に出かけようとしたところ
マンションの踊り場で不審人物と出くわした。
私に背を向け壁に向いたその姿勢は
明らかに部屋を出てきた私に気付き
慌てて踵を変え壁を向いたところだった。
その場から一向に立ち去ろうとしない人物。
このまま鍵をかけ出かけたのでは
無人の家を無防備にその人の前に晒すことになる。
片や壁に向いたまま、片やドアに手をかけたまま
両者睨みあい。目線は合っていないけど。
やがてその人は小走りに立ち去った。
後に人嫌いな住人と分ったが、
このときの私の心拍数はネズミよりも高く
気持ちはマグマにも届くほどに沈んでいた。
出かける気など微塵にも残っておらず
そのままドアを開け部屋に戻り、
お気に入りのマンガを読み、マンガを読み、マンガを読み
なんとか気持ちを立て直しイベントに参加。
しかし、受付で名前を聞かれるも名簿に私の名前が無い。
何それ。来ちゃいけなかったの、私?
一生懸命気持ちを建て直したとゆーのに!
とりあえずサイトから届いたご招待メールを見せ潜入に成功。
今日のお目当ては「似顔絵描きます、背後霊付き」とゆー
境みなとさんだ。
彼を知ったのはそのサイトでだが、
なんと後日大槻さんの「のほほん学校」でも彼の話題が出た!
蔦Qのジャケはこれだ!ネタの一つだったのですが、
まるで接点の無い2箇所から同じ情報を得るなんて!
これはもう描いてもらえとゆー神の思し召しとしか思えない!
まぁ、憧れのあの人と同じ経験を、とゆー
甘酸っぱい、一歩間違えればストーカーちっくなファン気質が
多大に影響したことは肯定はしませんが否定もしないでおきます。
そんなこんなでイベント開始。
似顔絵ブースは一気に人が集まり大繁盛。
まぁ、あとで人が減ってから、などとうかうかしている間に時間切れ。
整理券をもらってあったとゆーのに
イベントの終了時間が来てしまったのだ。
おいおい!メインイベントが出来ないってどーゆーことだよ!
と怒り心頭に発した私は彼が別に催しているマンスリーイベントに
参加することに決めたのでした。
で、決して人になつくことはないであろう犬っぽい、
しかし、それは一匹狼的な理由からではなく
どう接していいのか分らないのでなつくことができない
そんな不器用な犬っぽい顔の境さん
(印象は個人の感想です。
しかも人の顔を見るのも覚えるのも苦手な私によるものですから、
実際の境さんとかけ離れた説明になっていても一切の責任は負いませんし、
クレーム等も受け付けません)
に描いてもらったのがこちら
個人情報保護の観点から、
またいつでも愛猫と戯れたいとゆー気持ちから
本人の似顔絵部分は猫の尻尾で目隠し。
肝心要の背後霊についてご説明いただいたところによると
「これは、小学4~6年生くらいの男の子ですね。
何か嫌なこと、先生に怒られたとかそんなことがあったときに
教室の隅にある黒板消しクリーナーで
いつまでもいつまでもガーガー黒板消しを掃除する、
そんな男の子が見えます」
との事だった。
見える!
この男の子のいる風景が見えます!
きっとこの男の子は理不尽に先生に怒られたときも、
友達と話しているときも上手に言葉が見つからなくて
言いたいことの半分どころか5%も言えず、
そのやるせない、どこにぶつけていいのか分らない悔しい思いを
黒板消しクリーナーをガーガーやることで紛らわせているのに違いない。
悔しさの余り涙がにじんできた目を、
その涙がこぼれて泣いている事が周囲に気付かれないように
いっぱいに見開き、
いつまでもいつまでもガーガーやっているのに違いない。
黒板けしを棒や黒板消し同士で叩くのではなく、
クリーナーで掃除することで発散しているのが
病の根が深い感じがしますね。
本人ばかりでなく背後霊まで…。
境みなとさんは「死後」さんとゆー名前で
イラストやマンガのお仕事もなさっているようです。
