南野くんのこと。
自分の中の思い出は、93年~約2年間の新宿ロフト。
当時、南野くんはBOICEというバンドをやっていて、
かつ新宿ロフトの店員さんだった。
自分の好きなバンド(複数)がよくロフトでライブをやっていたので、観に行くうちに
BOICEも観に行くようになった。BOICEの他にもMOTHERSも好きだったな。
ロフトがまだ西新宿の小滝橋通りにあった頃で、立ち退き問題があり、
フジテレビのNON-FIXで取り上げられた時も店員としての彼の姿が映っている。
また、その頃渋谷ラママにも行くようになり、こっちはティラノザウルスとか、
ヒステリック・スージーズ、マジカルオレンジ、スペース・カウボーイズ、
ラブ・ミサイル、デッド・バイ・マニアックなどなど。
で、そのBOICEはその後、4-STICKSとバンド名を改名して
エピックソニーからデビュー。
スペカウはメンバー交代の後、キューンソニーからデビュー。
その後やってきたブリットポップの波に乗ってしまい、
私は英国バンドのライブを観に行くようになり
日本のバンドを観に行く回数も減ってしまっていた。
閑話休題
そのBOICEの南野くんの名前を、数年前、
レーベルやってるっていうのは人づてに聞いてましたが
自分の目で、耳で、20年近くぶりに耳にすることになったのが
2012年6月10日、13時ごろ起きた大阪心斎橋での通り魔事件だとは。
(被害者は南野信吾(42歳)と60代くらいの女性)
本当に、言葉もない。
ツイッターでその事件の内容を知り、すぐにネットのニュースで確認。
ああ、本当だ。え、なんで?信じられない・・・、悔しい、残念、ひどすぎる。
いろんな思いが巡った。
まさか、テレビのニュースでやるような大事件に、
自分の知ってる名前が出てくるとは思っていなかった。
それも、鬼畜としか言いようがない惨殺だなんて。
まったく知らない人だったとしても今回の事件は
「ひどすぎる」という感想を持っただろうし、多少知ってる私ですら、
--- 過去にライブ見たり彼の歌っている写真やCD、ビデオ、---
--- ファンクラブの会報も持っているだけですが、---
寂しさと憤りを感じた。
もっと近しい人の気持ちは計り知れないものがある。
どうしてもその事件を、南野くんのことを
まるで見ていたかのように想像してしまい、
数日は、心が乱れたまま、彼のことを考える日々でした。
サインやメッセージ付のポラロイド写真、直筆メッセージ入りの会報、
自分で撮影したビデオを見ながら・・・。
*ビデオは当時、ダビングして本人にも渡した気がする。
写真の中の彼は、ピースして満面の笑みを浮かべていて、
ポラのメッセージは「うれしー」って書いてある。切ない。
(1993年 新宿ロフトでのライブより)
容疑者は過去に逮捕や受刑歴が何度かあり、
今回は出所後、しばらくは薬物中毒者の施設にいたのに、
仕事を紹介してもらえると大阪に行き、知人宅に泊まり、
その後無言で知人宅を出て
百貨店で包丁を購入し、すぐに犯行に及んでいる。
被害者は南野くんの他に60代の女性(佐々木さん)。
南野くんが刺された後、佐々木さんを刺し、その後更に南野くんを刺している。
ほんの3分程の間の犯行とはいえ、助ける術は無かったのか。。。
周りにいた人の心理状態を「もし自分だったら」と置き換えて考えてみる。
多分、それが知り合いだったら助けに行ったかもしれないけど、
巻き込まれたくないから逃げるしか無かった、通報するしか無かったかも。
正義感より恐怖の方が先にある気がする。
容疑者のことも考えてみる。
まともな社会経験が無いように思えるので、おそらく社会に出る不安が強い?
そして自分のこと不幸だとでも思ってる?
刑務所で生活している方が楽とか思ってる?
他人を思いやる気持ちを持ってないように見えるし、本当に道徳観が無い。
36歳にもなってなにやってるんだ!って思う。
私と同じ年齢というのもショックだったりする。
世間では、サラリーマンだったら課長・係長クラスの世代。
容易に死刑にするよりも、容疑者にとっての極刑を望みます。。。
そして、南野くんは、どうか安らかに。
