【御神託】
気付けば、ひとり。
いつも、気付けば、ひとりになっている。
と言うか、
そもそも人は、ひとりで生まれ、ひとりで死にゆくもの。
結局のところ、自分のこころさえもよく分からぬまま死んでゆく。分からぬことが分かる、そんな感じ。
大人になるということは、こころの中があきらめと、人は変わるものという離別の覚悟が、できていくということ。
ずっと一緒にいようね、という言葉は永遠の約束ではないということ。ちゃんと分かっていないと、信じてしまったピュアなこころの行き場所がない、のだ。
こころは弛緩しながら、生き続ける。呼吸のように。満たされた次の瞬間には、空虚感が居座っている。その繰り返し。
淡々と粛々と。
しなければならないことが並んでいる日々は、ときにこころを癒し、慰め、解き放してくれる。
全ては神の采配。
神という最高権力者は
果たして、愛をどのように思っているのだろうか。
人は、愛を探し続け、求め続ける生き物。
その愛は、人をしあわせにするのだろうか。
愛はきっと空で、しあわせすら越えていくものなのだろう。
人は、しあわせを探し求めている間は、本当のしあわせに出逢えない。
生きること、それが愛なのだと気付いたとき、本来の輝きを手に入れることができる。
しあわせ、は人間だけにある、エゴという名の単なる概念。