昨朝
沢木耕太郎の「解説」に
言いたいことを言いたいように書く、容易そうに見えてこれほど
難しいことはないのに、文筆家としての高峰秀子はいとも簡単に
その困難を突破していってしまう。
とありますが、ほんとにその通りです。
多忙を極める日々の中で見出した楽しみ、チャーチル会。
「絵画のコレクターとして優れた目を持ち、また自らも
素人ばなれした絵筆をふるう」チャーチル卿に「あやかった」
「素人画家の集い」
みなさん実に楽しそうな集まりの写真も。ここでは自然な自分で
いられて、ほかでは得られない喜びがあったでせう。
政治家について
仕事上、政治家と同席することあったが、開口一番のセリフは
「どうも……私は映画には縁がありませんのでねェ……」
でも、その表情の奥には「たかが映画なんか」という
薄笑いが浮かぶのを私は見逃さなかった。
多少なりとも映画に 関心を示した人たちは外務大臣の
宮沢喜一、大蔵大臣の大平正芳、いまは亡き佐藤栄作の三人
だけである。
とのことで、ふ〜む。文化的な政治家…当時も今も…。
さまざまな大きな出会いがあったが、木下恵介もその一人。
とてもヤなことがあった後、銀座で初めて会って、
無我夢中でそのことを「ぶちまけた」デコちゃんの話を理解し、
「あなたのために脚本(ほん)を書きます」とまで、そして
半年経たぬうちに直接電話が。
「私の目の前にベッタリとそそり立っていた厚い壁が、木下恵介
の、「開ケ……ゴマ」という一言で、まるでスローモーション
フィルムでも見るように左右に砕け落ち、明るい全都が私の前に
展開したような気持ち、とでもいうのだろうか……。」
その映画が、日本初の総天然色の大作「カルメン故郷に帰る」
大きな出会いの中でも、谷崎潤一郎と梅原龍三郎は別格。
デコちゃんはふたりの凄さをゴジラになぞらえ、「谷ゴジ」
「梅ゴジ」と称していた。
つづきます
DO DO ITS A GO GO 7 7 7 GO !
自分が自分であるってことが なんだかとっても難しい 歌織
