今日は二期会トウーランドットを観に東京文化会館に行ってきました。トウーランドットは多分6回目くらいの観劇です。最初の三回くらいはどういうわけか、東欧のオペラ劇場の日本公演でした。この頃は「誰も寝てはならぬ」に感激するくらいで特に深い印象はありませんでした。4回目は2018年イタリアのバーリ歌劇場、この時のトウーランドットはゲオルギーでした。翌2019年新国立劇場、そして今回と続きます。ということでトウーランドット、カラフを日本人歌手で聴くのは初めてでした。
トウーランドット、プッチーニが完成させる前に亡くなって、その弟子等が補完したり、構成を変えたり(アルファーノ版、ベリオ版) 初演の時にトスカニーニが「作曲家ここで亡くなった」とかでリューが自決するところで指揮棒を下ろしたとか。これらに加え、演出家がそれぞれ独自解釈でーーー第三幕はどうなるか?
バーリ歌劇場の時は、確かリューが自決したところで幕が下りました。2019年はアルファーノ版とのことでしたが最後トウーランドットが自決して幕。今日はベリオ版、割と平穏なハッピーエンド型でした。平穏なハッピーエンドとはいえ演出そのものは、かなりグロテスク凄惨な印象です。特筆すべきはデジタル&ライトアート(担当チームラボ) プログラム表紙、チラシ(下の写真)のイメージです。これが舞台天井に1000㎡?に展開している。
今日の主要三役
トウーランドット 土屋優子
カラフ 城宏憲
リュー 谷原めぐみ
それぞれ実力者ですが、土屋優子さんが素晴らしかったです。2017か2018日伊コンコルソ1位の直後、川崎のミューザで初めて聴いてそれ以来でしたが重厚なソプラノでした。
トウーランドットとカラフ
東京文化会館ホワイエ テラスより西洋美術館方面
クリスマスローズがやっと咲いています
唐突に台所の白菜