ブンブンのブログ

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会社をリタイヤーして数年、ゴルフ以外無趣味だった男が始めたことは水彩画、木版画、オペラ鑑賞、コーラス。水彩画も溜め込む(少しは人に差し上げますが)一方では淋しいということでブログに掲載しようということに。

今日は新国立劇場、こうもりを観て来ました。新国立劇場こうもりは2015年以来4回目です。演出等はすべて同じで、今日の目新しは、第三幕で登場する刑務所の看守フロッシュがセリフだけでなく歌を歌ったことくらいでした。新国立劇場での主役級は国際的トップレベルの方々でその都度、感激、感嘆するのですが、今日は率直に言って、その様な思いに至りませんでした。とはいえロザリンデ、アイゼンシュタインは良かったです。アルフレードの伊藤逹人さん、研修所出身ですがとても素晴らしかったです。合唱も相変わらず素晴らしいし、東京シテイーバレエ団も美しかったです。


こうもりにはオルロフスキー公爵以外にニセ貴族が登場します。ルナール侯爵(アイゼンシュタイン)ハンガリーの伯爵夫人(ロザリンデ)。


オペラには貴族がよく登場します。椿姫にはガストン子爵、ドビニー侯爵、ドフォール男爵と三人も登場します。


モーツァルトのフィガロ、ドン・ジョバンニ、コジのどれも貴族と庶民といった構図です。


日本の文化、文学、芸術の世界では貴族の世界は平安時代、精々、室町時代まで。それに対しヨーロッパは少なくとも19世紀まで貴族が重要な位置を占めています。


日本でも明治維新後条約改正の悲願により公爵、侯爵、伯爵、子爵、男爵の華族制度が設けられましたが、戦後廃止。同様に欧州各国も法的にはその根拠がないと思われますが、英国では今も法的に貴族制度が残って(というか特権)います。


以前にも書いたと思うのですが、私がロンドンにいた時、会社のパーテイでのお客さんの席順名簿の筆頭は社長ではなく子爵の課長でした。この課長さん、名刺の筆頭がvi-count(子爵)manager山田太郎 でした。

と日本では、現在理解できない(許されない)社会ですね。


今日のプログラム表紙


木版画 こうもり

2013年二期会こうもりに因んで作成したもの。これの裏に出演者のサインを貰いました。


2018年ウイーン・フォルクスオーパのプリマ、クリスチャーネ・カイザー 坂井田真実子、磯地美樹、武田直之等出演の白寿ホールでのこうもりをイメージした木版画(私も合唱で参加)


ウイーン シェーンブルグ宮殿クリスマスマーケット 水彩画



今年の我が家のもみじ