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ブンブンのブログ

会社をリタイヤーして数年、ゴルフ以外無趣味だった男が始めたことは水彩画、木版画、オペラ鑑賞、コーラス。水彩画も溜め込む(少しは人に差し上げますが)一方では淋しいということでブログに掲載しようということに。

今日は新国立劇場シモン・ボッカネグラを観に行きました。すべてが素晴らしかったです。歌手陣は シモン・ボッカネグラ ロベルト・フロンターリ 今春 新国立劇場 リゴレットの題名役で聴いてその演唱に感じ入ったのですが、今日も名演でした。今回のシモンボッカネグラ、フロンターリ他4名の外国人歌手、アメーリア イリーナ・ルング(新国立劇場では椿姫ヴィオレッタ、ルチル題名役を観ました) フィエスコ リッカルド・ザネッラート(新国立劇場 トウーランドットテイムールで観ました) パオロ シモーネ・アルベルギーニ(新国立劇場 2022 ドン・ジョバンニ題名役で観ました)。そして今日一番はカブリエーレ・アドルノ役 テノールのルチアーノ・ガンチです。という豪華歌手陣、芸術監督大野和士指揮、東フィルも気合十分。合唱団もいつも変わらず最高でした。今回は新国立劇場の新制作、演出はピエール・オーデイ、舞台は抽象絵画的、火山を中心にパーマネント・カーマイン(真紅)周辺の濃淡豊かなグレイ、美術・照明は印象的でした。プログラムに演出のオーデイのproduction noteの記載

「今私たちが生きるこの世界は決して幸せなものとはいえません。圧政から単なる無能に至るまで、日々目にするのは指導者の失策や、民衆や外部の目を気にする統治者の姿ばかりです。さらに、気候変動からくる異常気象、国境紛争による難民の発生など、未曾有の天災と人災が世界に分断をもたらしています。死へ突き進もうとするかのようなこの世の中で、なすすべもなく、孤立を余儀なくされた私たちを待ち受けるのは、天使による救済か、はたまた破滅的な悪の勢力に毒される未来か。私たちは噴火寸前の火山の縁に腰掛けているようなものなです。----」に納得の演出でした。




10日程前に行った日光


紅葉が終わった竜頭の滝


霜降りの滝

最近絵を描いていないので過去描いた紅葉の水彩画



奈良浄瑠璃寺


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