MK3SのCLONEが今の所安定して稼働してくれてるのでBLACKFRIDAYで購入したOrbiterExtruderでダイレクト化を進めることにしました。
 
なぜダイレクト化?はシーム改善とTPUが安定して使えるようにすること。
既にDualDrive化はしてましたがTPUはどうしてもうまく行かない。頻繁に詰まるし糸引も収まらない。
シームもMK3S+と比べると膨らんだようになるので対策が必要でした。
ダイレクト式とボーデン式の得手不得手については他に情報が出てますのでここで詳しくは書きません。というかここ見に来てる人は知ってる前提でご覧くださいね。
 
ゼロから設計するのは正直大変なのでスタートは他力本願です。
PrusaPrintablsに公開されているデータでノーマルのホットエンドを使うタイプやE3Dのホットエンドを流用するなど何件か見つかります。簡単なのはノーマルホットエンドを使うやつかなと思いましたが、少し工夫してV6ホットエンドが付けられる改造をしてみます。
幸いデータを公開してくれてる方がSTEP形式で置いていてくれてるのでお借りしました。
https://www.printables.com/model/31006-prusa-mini-v6-hotend-adapter
こちらのデータはホットエンドだけV6とするものなので、このままではOrbitarExtruderが置けないのでFusion360で編集します。
穴の位置などを測って大体のイメージを作ります。こういった作業の場合、私は一発で上手く行かないのである程度形になったら1度プリントして確認します。器用な人は一発でできちゃうんでしょうか?多分出来るんでしょうね。裏山。
で、3回目で寸法もピッタリ出来たので本番プリント。MK3S+のCLONEで出力です。
 
別に動画じゃなくても良いんですが写真無かったので。いつも写真取ってなかったり用意が悪いのは何とかせねば。
 
 
ちょっと工夫したところはOrbiterExtruderのマウント穴左側を別パーツで設計したところ。ファンの付く面を底面とするのに別パーツを嵌め込む形にしてみました。一体成型も出来たんですが無駄なサポート付けたくないしモデリングしてたらアレコレ考えるのが楽しくなっちゃったので別パーツです。
更にインサートナットを埋め込むスタイルにしてます。
 
因みにPETGはインサートナットと相性が良いです。かなりガッチリハマってくれます。PLAやABSは粘りがなく簡単に回って取れてしましいます。
 
さて、一通りパーツも出来て組付けです。ここで毎回ですが、写真が殆どありません。作業に入ると集中しちゃうので撮り忘れちゃうんですよね。さてばらすゾ!の写真のみw
 
Mini+のエクストルーダー回りはMK3Sに比べると非常にシンプル。Prusa公式に手順書もあるので見ながら作業しました。
作業時間は1時間半くらい。Mini初めてでもこんなもんでしょうかね?
組付けも問題なく出来てEステップの変更です。色々な情報を見てるとOrbiter1.5でE690とか655とかかなりバラバラな設定値が見つかりました。正解がわからない場合は実際にエクストルーダーを指定量回して移動したフィラメントの長さを測るのが1番です。そこから実際のプリントで微調整をしていきます。この辺りは有名メーカーだとファームやメーカー指定値が有ったりするので迷うことは無いと思います。今回は半分自前なので苦労するしかないですね。これも改造の楽しみではありますが。
で、とりあえず650でセット。
因みにMiniのFirmwareバージョンが4.3.4以降なら本体でEステップと回転方向の変更ができます。
他にも設定する必要はあるのですが、とりあえずEステップだけ変更します。すでにTrianglelabのDualdriveに変更していたので回転方向はノーマルと逆回転のままです。
と、一応プリント可能な状態にはなりましたが、1つ問題が。
ノーマルMiniはボーデン式なのでエクストルーダーからホットエンドまでPTFEチューブで繋がってます。パネルからフィラメントのLoad、Unloadは勝手にチューブ長分を送り出してくれます。ダイレクト化するとノーマルのフィラメント交換手順が使えないです。仕方ないので元のエクストルーダー位置からLoadが進んだあとに手で押し込んで見ました。まぁこれは考えがあるので後で書きますがファームの設定かソフト上でやることにします。

さて、フィラメントも入ってファーストレイヤーキャリブレーションです。

見た目、問題は無さそうですね。ちょっとフィラメントがプチプチ言ってますが、湿気ったかな?
それにやけに垂れが多い。う~ん。
というわけで既に夜1時を回ってしまったので今日はここまでとなりました。翌日以降の調整泥沼模様は後日ご報告します。

ではHappy3DPrinting!