前回、ORIGINALとCLONEの印刷品質に違いがほぼないことが判明したので高品質化の改造に着手します。

最初はエクストルーダーから行ってみようと思います。

まずは何にするか、ですね。標準のエクストルーダーで発生する波目模様、これはステッピングモーターの軸にフィラメントを送り出すドライブギアが直接取り付けられて居る為だそうです。

どうやら回転比率を減速させる手法が簡単に出来るようなのでちょっと調べてみました。

メジャーなところだとBONDTECHのLGXエクストルーダーですかね。

 

PRUSA様に完全にカスタマイズされていてファームも専用に用意されています。ちょっと高いかな。

 

 

安価板、というか旧型です。これは3Dプリント師の東方さんが導入動画をUPされてましたがどのLIVE配信だったかな。

 

 

BONDTECH、やっぱり良さそうですよね。ただ高いのでちょっと考えてしまいます。会社のORGINALなら経費で落とせますが自宅用のCLONEなので出来るだけ安く済ませたい。手持ちのパーツも活用してどうにかできないかと調べていたらちょうど良さそうなのがありました。

 

みんな大好きTrianglelabのBMGコピーです。これってTronxyXY2Pro用に購入したDDL-liteの中身と同じかもしれない。

早速Trianglelabに聞いてみたところ、ドライブギアもステッピングモーターもほぼ同じとのこと。ステッピングモーターのコネクタは合わないので取り換えてね!と返事がきました。

これならPrusaPrintablesにあるデータで印刷すれば費用0円(フィラメント代除く)で出来るじゃないですか。

 

さっそくSTLデータをダウンロードしてPrusamentPCBlendCarbonでプリント。会社のMK3S+を使わせてもらいました。

前回colorfabXT-CF20でXキャリッジの印刷でうまくいかなかったのでここだけはPETGで作りました。

でこのブログを書いてる時点で画像が見つからない。撮影はしたはずなんですけどどこいったかな。

記録に残すブログなのに記録がないのは困ったもんですねw

 

組付けは特に難しいことはありませんでした。ほぼ純正と同じですので。ボルトの位置や長さが少し変わりますが、KITの予備と外したもので間に合います。四角ナットは外すのが面倒なので買い置きの使いました。

ついでにうるさくて仕方のなかったプリントファンもTrianglelabのファンに交換。

右は純正Noctur、左がTrianglelab。ADDAのボールベアリング仕様。試しに5Vで回し比べしましたがNocturとFYSETCの中間くらいの動作音でした。充分我慢できる騒音レベルです。

組みあがってまずはキャリブレーションZの実行。ここで問題発生。どうやら4点のキャリブレーションポイントが見つからないエラー発生。色々探っているとXホーム検出で何かが当たる音が。Z軸とファンのボルトが当たってました。

純正やFYSETCのファンだと窪みがあるので頭が低くなり当たらないのにTrianglelabのはボルトの頭が出過ぎてます。

どうしようかと悩んだ挙句、ボルト外しました。あとで皿ビスで止めときましょう。

これでキャリブレーションも通りました。

文字が斜めってるのはご愛敬。

この後はモーターの回転数が変わるのでEステップ調整です。

すでにRepetierServerで接続しているのでRepetierServerMonitorのConsoleからコマンドを送ります。

M92 E830 を入力

保存はM500です。

これでファーストレイヤーキャリブレーションを無事に完了できました。

早速波目模様がどうなるのか検証用に前回と同じBOXをプリントしてみました。

どうです?すっかり模様が消えましたね。これは素晴らしい。ここまで明らかな違いが出るとは正直想像していませんでした。

部品流用で費用も抑えられたので今回の改造は大満足です。このあと色々印刷してみたいと思います。

いやぁ、マジ嬉しい

 

では次回。