



このプッチーニのオペラ大好きで、もう生の舞台を何度見ただろう。
歌姫トスカ役の佐藤康子、役にあった凛とした歌声で、とても良かった。
カヴァラドッシ役の笛田博昭、すごく良い美声で、声の柔らかさや響きが良く、声量も抜群の白眉だった。
スカルピア役の須藤慎吾も、良い役作りだった。
多分、知ってるオペラの数ある作品の中でも、スカルピアは最強の悪役。でも何故かオペラファンの人気も高い役でもある。
音楽は東京フィルハーモニー交響楽団。指揮は柴田真郁。
これもブラボーな指揮。
音の強弱から、管楽器の妙音。何をとっても良い演奏だった。
演出は、馬場紀雄。
低予算の中で、舞台転換が多い作品だが、アシンメトリーにひな壇と大階段を配して、全幕を同じ舞台を使いまわしていた。照明や小道具を変えて、舞台転換を表現していた。
悪くは無い演出だけど、もう少し、頑張って欲しかったかな。
1幕目が教会なのか牢獄なのか、今ひとつ分かりにくいし、建物の屋上から飛び降りるのだから、そこには蒼穹の空が広がらなくては。
飛び降りる前に暗転して舞台が終わる演出は初めて。個人的には、やっぱり最後にトスカが飛び降りて欲しいとは思うけど、ここに関しては、これでも良いかなと思った。
お友達を4人誘って行ったので、面白く無かったらどうしようかと思ったけど、杞憂だった。
本当に良い舞台で、友達も喜んでいた。
ブラボーと万雷の拍手が鳴りやまず、カーテンコールが何度も続いた。
藤原歌劇団《トスカ》
指揮 : 柴田真郁
演出 : 馬場紀雄
トスカ : 佐藤康子
カヴァラドッシ : 笛田博昭
スカルピア : 須藤慎吾
合唱 : 藤原歌劇団合唱部
児童合唱 : 多摩ファミリーシンガーズ
管弦楽 : 東京フィルハーモニー交響楽団