



スロバキアの首都、ブラチスラバで、スロバキア国立歌劇場オペラ、アイーダを見た。
見たのは新劇場の方。
おそらく旧劇場の方は手狭で、グランドオペラの上演は難しいのだろう。
新劇場のモダンな方も、それほど広くは無く、1000人くらいのキャパシティーだろうか。
配役は配役表の画像を確認の事。
今のレートで2800円の席だが、一回席の、ど真ん中に近く、すごく良い席だった。
もっとも、この劇場なら広く無いので、どこに座っても舞台が近く、よく見えると思う。
スロバキア人は、オーストリア人との違いがパッと見で分かる。
オーストリア人は屈強な体格だが、スロバキア人は、日本人と、あまり体格に差を感じなかった。
人の気質も東京の人に似ていると思った。どこか無関心を装うけど、関心あるみたいな。
東洋人の観客が珍しいようで、悪気があってか無くてか、なんだか視線を感じた。
アムネリス役の人が声が出ないなーと思っていたけど、後半はすごく良かったので、前半はたまたま声が不調だったのだと思う。
アイーダ役は素晴らしかった。声に刺すような甲高さと深みがあって。
ラダメス役もアモナスロ役も、伸びやかな良い声。
大きすぎない歌劇場だから、声も、よく響く。
オーケストラピットは、狭く、楽器編成も、本来より減らしているのかな。と思った。
ただし演奏は良く、トランペットやホルンの秀逸な音色や、クラリネットのオブリガードが、とても綺麗だった。
指揮も、すごく良かった。
演出は、比較的に小さな舞台で低予算ながらも、ひな壇や、アシンメトリで奥行きを表現し、エジプト王朝の壮麗さが伝わってくるように出来ている。
ライティングの変化も良い。
少々ちゃっちい印象を受けるものの、よくまとめられていると思った。なによりチケット代が安いから、低予算は劇場の運営にあたって重要。
ブラチスラバでは、ほぼ毎日オペラやバレエが上演されている。
すごく良い舞台が見れた。
日本の背伸びし過ぎなオペラ上演に疑問を感じた。
まずは、観客の裾野を広げるために、
もっと、こじんまりとした劇場で、ギャラの高い超一流の歌手は呼ばずに、低予算の舞台セットで、低価格のチケット代で、上演回数を増やして、
オペラを上演するって事も必要なのでは無いのだろうか?
スロバキア国立歌劇場から学びとる事もありそうだ。