
日本国立バレエ団で《眠れる森の美女》を観てきた。
美しいチャイコフスキーの音色は圧巻。白鳥湖やくるみ割りに比べると、ちょっと退屈な旋律なのは否めないけど。
オーロラ姫の米沢唯、完璧なローズ・アダージョ。アチチュード・プロムナードの可憐なしなやかさと静止には、固唾を呑んで見守ったけど、素晴らしさに、観客からはブラボーの嵐が巻き起こった。
デジレ王子役には、ワディム・ムンタギロフ、英国ロイヤルバレエのプリンシパルが客演。
カラボス役に本島美和。ぜひオーロラ姫を踊って欲しい逸材だけど、いつからか、カラボス役もけっこう踊るようになったから、これもありかな、と思う。
昔はカラボス役と言えば男の芸術監督やバレエマスターが女装して出てきたりして、それはそれとして面白かったけど、現代のスタイルも有りだなーと思う。
カラボスが登場のシーンで巨大な蜘蛛に乗って登場して、オーロラ姫のお誕生日に針を渡して、退場する時には、歌舞伎やお能でやる土蜘蛛の、蜘蛛の糸をパーっと手から出していた。
どうせやるなら、歌舞伎の、蜘蛛の拍子舞くらい、ド派手にやって欲しかった。
東京フィルの演奏は、三幕目に粗が目立ったものも、長い曲目だから、仕方ないと思う。
他は丁寧に美しく演奏してくれた。
日本国立バレエ団《眠れる森の美女》
オーロラ姫:米沢唯
デジレ王子:ワディム・ムンタギロフ
リラの精:瀬島五月
カラボス:本島美和
国王:貝川鐡夫
王妃:楠元郁子
カタラビュート:輪島拓也
6人の精
誠実の精:川口藍
優美の精:堀口純
寛容の精:若生愛
歓びの精:五月女遥
勇敢の精:奥田花純
気品の精:柴山紗帆
4人の王子
井澤駿
田中俊太郎
池田武志
貝川鐡夫 清水裕三郎
伯爵夫人:湯川麻美子
ガリソン:マイレン・トレウバエフ
宝石
エメラルド:細田千晶
サファイア:寺田亜沙子
アメジスト:堀口純
ゴールド:福岡雄大
長靴をはいた猫:江本拓
白い猫:若生愛
フロリナ王女:長田佳世
青い鳥:奥村康祐
赤ずきん:五月女遥
狼:小口邦明
親指トム:八幡顕光
指揮:ギャバン・サザーランド
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団