帝国劇場にミュージカル《レディ・ベス》を観に行った。
オイラが子供の頃から、まったく変わらない劇場。

観に行ったのは19日のマチネ。
けっこうチケットの売れ行きも良いし、前評判も悪くは無かったから、観に行ったけど、ミュージカルは、こんなもんかな、と思った。

音楽は、やっつけ仕事って感じが強い。作曲家から、これと言ったこだわりは感じなかった。

舞台演出は、さすが帝国劇場で、回り舞台と釣り物の使い方と場面転換が面白かった。舞台の特性を生かして、良い演出だった。ただし、後半は舞台演出も中だるみ。

脚本は、子供向けでは無いので、王室の陰謀や、毒殺、密告や濡れ衣による処刑、国民の反乱、たとえ王族と言えども、いつ命に危険が及ぶとも知れない環境まで、描いてくれていた。
でも、メアリー・チューダーは史実通りにエリザベス一世が処刑しなければ、史実を少しでも知ってる人からすれば興醒めである。
おそらく脚本家は、エリザベス一世と同じプロテスタントなのだろう。
現代の舞台に、宗教観は持ち込まないで欲しい。

あ。ちなみにレディ・ベスは、エリザベス一世の事。

役者陣は演技も歌もダンスも良く、さすが帝劇のキャストだと思った。特にアン・ブーリン役の和音美桜の美声には、おおっと思った。

お芝居、ミュージカルとしては、こんなもんかな。
んー。なんだか、あと一歩もったいない作品だったなー。

帝国劇場《レディ・ベス》

脚本・歌詞:ミヒャエル・クンツェ
音楽・編曲:シルヴェスター・リーヴァイ

レディ・ベス:平野綾
ロビン・ブレイク:加藤和樹
メアリー・チューダー:未来優希
フェリペ:古川雄大
ロジャー・アスカム:石丸幹二