
ロンドンは地下鉄も鉄道も東京に比べると未発達。
バスが生活の足として欠かせないし、観光のモニュメントにもなっているので、バスが分かりやすい。
ハイドパークコーナーで、うっかり詐欺にあってしまった。
どこからどう見ても観光客のお爺さんに、お金を騙し盗られてしまった。
ロンドンに来て思ったのが、
オペラやミュージカルなどの観劇やナイトスポットなどの夜遊びは、帰りの夜道が危険だと言う事。
たとえば、夜の街中で不自然に突っ立っている人がいる。その時は、あまり気にしなくても、人通りの少ない所で、ふと後ろを見ると、その人に付けられていたり。
縦列駐車の間に隠れている人とか、
初日のブログにも書いたが、ひったくり(もしくは強盗)に狙われたであろう事が、夜は10回以上と非常に多かった。
特に日本人観光客は狙われやすいのだろう。
そうそう、なぜかロンドンの人達は皆、日本人を、わりと見分ける。
どうして中国人や韓国人や台湾や香港など、東アジア人が多いのに、日本人と見分けがつくのだろう?
オイラ日本人なのに、特に香港人や台湾人は、姿格好も日本人と区別つかないのに。
でも夜道にさえ気を付ければロンドンは安全だと思った。
しかし、それは間違いだった。
ロンドンの穏やかな気候に、大きな公園があり、リスや野鳥もいて、緑と光と水辺が美しい。
行き交う人通りも多く、すっかり、のんびりしている時だった。
サンタクロースのような見た目のお爺さんに声をかけられ、気を許してしまった。
写真を撮って欲しいと言われ、撮ってあげると、今度は
「どこから来ましたか?私はブラジルです。」
と言われる。
おかしいな、ブラジル人て、けっこう日本に多くて、多分100人以上は、見てきたのに、ブラジル人ぽくない。
と、その時、怪訝な顔をしたが、お爺さんは素早く察知したのかドヤ顔をしてきた。
まあブラジルは広いし人口も多いから、こんな人も中にはいるのかな。と思った。
今、思い返せば、ブラジル人がブラジル人だと名乗って詐欺を働く事は100%無いので(わざわざ外国に来てまで犯罪をして、自分の母国に不必要に泥を塗るはずが無い。)おそらくは、ブラジルとは無関係の人だろう。
観光の話とか、出身国の話とか、政治の話とか、天気の話とか、
一人旅だったので話し相手が出来るの嬉しい。
公園の美しい景観、最終日で気が緩んでた所に、サンタクロース。
お爺さんに
「これはブラジルのお金だよ。日本のお金も見たいな」
と言われ、
「え?」
と思ったけど、お金を見せてもらって、見せないのも、気が引けるし、容姿や美しい公園に人通りが多いなど、ロケーションもあり、心理的に、うまくついてきて、
まあ1000円札くらい見せてあげるか、
と思い、見せてあげた。
「おーマウント富士ね~。紙もしっかりしてプリントも美しいね~」
そのあと、他のも見たい、と、財布に触って来て、パッとお札を取ってきたので、慌てて、もぎ取って、返してもらった。
すぐに財布を鞄にしまい、不信感を表すと、お爺さんは、何事もなかったように、別の話題に、切り替える。
自分も、すぐに警戒心が解けて、その時は「Have a nice trip!」と告げ、その場を離れる。
そして、日本円の高額紙幣数枚のうち、何枚かが無くなっている事に、日本に帰ってから、気付くのであった。
ロンドンを始め、ヨーロッパでは去年くらいから、同様の手口で、まるでマジックか手品のように、お財布から高額紙幣を何枚か盗みとる詐欺が増えている事を、インターネットにて、日本に帰ってから知るのである。
少額紙幣だけ(あるいは高額紙幣も)数枚、目の前で戻すので、高額紙幣が抜き取られた事に気付かない。
もし財布を出さなくても、偽警官が出てきて、麻薬の密売だろうと言いがかりをつけてきて、結局は、財布を出させて、抜き取られてしまうらしい。
財布を出すなんて、バカだと思われるかもしれないけど、
結局は日本の振り込め詐欺みたいなもので、知らないと、わりと誰でもひっかかるような巧妙な手口で、あの手この手と変えながら、やってくるものである。
すぐに話題を変えるのも、その場で財布を確認させないための心理作戦である。
『要因』
・始めての安ホテルでセーフティボックスが無い事を想定してなかった。
・仕方ないので、日本円の高額紙幣を財布とは別に持っていたのに、クロークに荷物を預ける際、日本円の高額紙幣も財布に移してしまった。
・ロンドンは夜道を気を付ければ安全。昼間の観光地。人通りも多く、綺麗な公園でサンタクロースみたいなお爺さんだから安心だと言う先入観。
・最新の観光客を狙った犯罪を入念にインターネットでチェックしてなかった。
・トラベラーズチケットを活用してなかった。
あ~悔しい。
あのお金がお爺さんの生活費や、なにかに有効活用されれば良いけど、騙し盗られたお金は所詮は悪銭。
基本的にマネーロンダリングされ、マ〇ィアやテ〇リストの資金にされてしまう事が、ほとんど。
悪の組織の資金源を絶つためにも、こうやってインターネットに手口を載せて、注意を呼びかける必要がある。