




ホテルはラスキンホテル、大英博物館の真横のB&B。
B&Bとは、ベッド&ブレークファストの事で、もとは一般宅が空いてる部屋を旅行客に貸していたらしいけど、現代では、ほとんどが安ホテルの事を指す。
立地で、このホテルを選んだ。
物価の高いロンドンなので一泊12000円もする。5泊したので6万円も払った。
もし、少し郊外のホテルにしても、それほど値段は変わらず、移動にかかる交通費と時間、それに郊外は治安も悪い事を考えると、断然、街中が良い。
始めての安ホテル。もっと独房のような部屋を想像していたので、思っていたよりは、まともに感じた。
極めて狭い部屋にシングルの小さなベッドが壁にギリギリまで、くっついて置いてある。
でもクローゼットあるのは驚き。
ドライヤーや、電気ケトルやティーポットもある。
窓からは目の前に大英博物館が見え、街を歩く人も見える。
覚悟はしていたけど、冷蔵庫もテレビも無い。
トイレ、シャワーは共用。
そして、セーフティボックスも無い。
セーフティボックスが無い事を、まったく想像してなかったので、現金を持ち歩く事に。
大きいお金はお財布とは別にしておいたけど、セーフティボックスが無く現金を持ち歩いた事が、のちのちに犯罪に巻き込まれようとは、知る由も無かった。
その時すでに非常に不安に感じていた。
よくホテルは寝に帰るだけとか、家は寝に帰るだけって人に、よく会い、そんなもんかな。くらいに思っていたけど、人それぞれ適正や合う合わないがある。
嫌味に言うつもりは、さらさら無いし、そんな風に思われるのは嫌だけど、普段の生活の拠点となり休息とリラックスの場となる自宅はインテリアから掃除まで行き届いているつもりだし、ベッドはシモンズ社のベッド。人生の1/3を過ごす寝具にケチる意味を見出だせない。
旅先の宿泊先も然り。
いくらロンドンの物価が高いからって、安ホテルを選ぶなんて、どうかしていた。
ベッドは壁にぴったりくっついて、硬いマットレス、壁は薄く話し声から、足音や床の軋む音、ドアの開閉の音、全てが丸聞こえで安眠出来ない。
そして安全面の低い事。
東京の都心のビジネスホテルでも5000円くらいで、安眠も安全面も冷蔵庫もテレビもセーフティボックスもトイレもシャワーも、大体はついてくる。
東京で宿泊しようとする時だって、名の知れた高級ホテルに泊まるし、国内旅行だって、宿泊先の選び方は慎重なのに。
自分の性格と経験とライフスタイルを考慮して、ちゃんと自分にあったホテルを選ぶんだったと、今になって後悔するのであった。
きっと、安ホテルが好きな人は高級ホテルが逆に落ち着かないのだろう。
逆にオイラは安ホテルにした事で、大変な思いをした。
ああ。なんて嫌味な言い方。
でも事実だ。二度と安ホテルに泊まるものか。
時差ボケが酷いので、ホテルで夕方まで仮眠を取るつもりが、一睡も出来ず、夕方から夜のロンドンへお出掛け。
行き先は、世界的に有名なロンドンの英国ロイヤルオペラハウス。