




六本木の国立新美術館で開催中の大エルミタージュ美術館展を見に行った。
CMではアンリ・マティスの絵を映してたから、あまり期待せずにいた。(マティスの絵は下手くそで嫌い)
でも中学生の時には飽きるほど地元の図書館で、エルミタージュ美術館の所蔵作品の図録集を何度も読み返したオイラにとって、エルミタージュは聖地。
一つの完璧な世界。
ロシアのサンクトペテルブルグにあるエルミタージュ美術館は、世界三大アートミュージアムにも数えられる(事もある)巨大なパレス美術館。
急に平日休みになったので絵描きの友達を誘って行ってみた♪
16世紀ルネサンスから始まる。
ティツィアーノやティントレットら巨匠の絵と共に、知らなくても、その構図や技術の高さに驚くものばかり。500年も前のものとは思えない程の鮮明な色艶。
美しいと思った。油絵だけど、テンペラのような光沢感を感じるものも。
17世紀バロック
こちらはレンブラント以外は、知ってる画家がいないものの、秀作揃い。
途方もない時間と技術を駆使した神業の数々。
5センチ四方を描くだけで、何十時間もかかるであろう卓越の職人芸。
どれも感心しながら魅入ってしまった。
18世紀ロココと新古典
こちらも知ってる画家はいないものの、秀作揃い。
一部、手抜きの作品や構成の甘い作品も散見されたが、基本的には時代の特徴を組んだ作品で、楽しんで見れた。
19世紀ロマン派からポスト印象派
ドラクロワの絵が最初にあり、コローなどの写実主義、シスレーやルノワール、セザンヌ、シニャック、ファンタン=ラトゥール、モーリス・ドニら印象派の絵画へ。
ロマン派を印象派と同じ部屋に並べるだなんて邪道。
しかも、順番もごっちゃ混ぜ。この展示はひどいと思った。
個人的な好みで、ロマン派が最も好き。
途方も無い時間と技術を費やし、さらに色彩理論や陰影など、緻密に描かれた美の集大成。それがロマン派。
題材もエキゾチックで面白い。
一見、地味な重々しい色使いだが、渾身の作品が多い。
それが印象派になると、ベタベタ塗りたくった手抜き絵画になる。
味わいとかデザインとして楽しむものになる。
芸術、と言うより、アート。
20世紀
マティスとその周辺
アンリ・ルソーやアンリ・マティス、パブロ・ピカソ
ベタッとしたクレヨンで描いたような手抜き絵画の数々。
時間もかからない作品群。
絵に奥行きも躍動感も何も無い。
この辺の人達の作品て、たまあに秀作もあるけど、このラインナップはちょっと・・・。
しかも時代を下って見てきてるものだから、先人の途方も無い努力はなんだったのかと思ってしまう。
最初から秀作揃いで、立ち止まって食い入る様に見ながらだったので、疲れてしまったのも相まって、印象派以降はササーと見た。技術的なものは何も見る物がない。コメントのしようもない。
一緒に行った友達も
「今までの人達が頑張ってたのは、なんだったの?」
と酷評しあいながら美術館を後にした。
こう書いても、内容は非常に充実した展覧会で、かなり楽しめる内容だった。オススメ♪♪
平日に行けたので、比較的にすいてた♪