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上野の東京文化会館で、東京ニューシティ管弦楽団を聴きに行った!
席は3階席センターのど真ん中の一番前!!

なんて良席が取れたのだろう♪♪

指揮:内藤彰
筝:吉村七重
コンサートマスター:鈴木順子

スメタナ:連作交響詩「わが祖国」からヴルタヴァ(モルダウ)
西村彰:「樹海」二十弦筝とオーケストラのための協奏曲
ドゥヴォジャーク:交響曲第9番「新世界から」

指揮者によるプレトークは、特に内容の無い話しだったけれど、一点だけ注目するのは、新解釈で演奏すると言う事。
ドヴォルザークの時代の19世紀には、ビブラートが確立されていなかったので、近年ではビブラートで派手に装飾した演奏をするのが主流になったけれど、今回はビブラートをかけずに演奏するという事。

また細かな事を言っていたけれど、スコアに通じているような人で無ければ、分からないであろう事なので、何を言っているのかサッパリだった。

スメタナのモルダウも、演奏を聴いていると、こちらもまったくビブラートをかけずに演奏していた。
言われなければ気づかなかっただろうけど、なるほど~と聴いていた。演奏に華やかな装飾はないけど、素朴さも出て、かといって地味でもなく、すごく好感の持てる演奏で良かったな~

西村彰の樹海は、プレトークで現代音楽と言っていたし、樹海と言う曲名だから覚悟はしていたけど、始まるとホラー映画みたいなドロドロヒューヒューガシャンガシャンした音楽。不協和音と言うか不快和音。

こんな曲も、この楽団だから公演できるんだろうな~
20弦もある筝を演奏するのは大変だろうな。
和楽器は音が小さいので、筝だけマイクを向けてスピーカーからも音を拾っていた。
西村先生も、いらしていたようで曲が終わると、拍手の中しゃしゃり出てきてたな。
でも、この先生、こないだのN響で、ラフマニノフのメロディックな後期ロマン派をベタ誉めしていたじゃない。

「僕たちの時代は、メロディックな音楽を作るとバカにされる時代で、それってラフマニノフっぽいねと言われれば、軽蔑された事と同じで、現代曲を皆書いていたけど、やっぱりラフマニノフは素晴らしい。今はこれだけ多様化されて、またメロディックな曲もあれば、いろんな曲がつくられているから、いつまでもあんな曲を作っていた時代とは変わりましたけど。」

と言った旨の事を言っていた。
本当は西村先生も、メロディックな音楽を作りたかったんだろうな。
でも芸術家は、時代の風潮にも流されるのが世の常で、殊に20世紀の芸術活動はピカソやデゥシャンやバルトークやニジンスキーなどの奇妙奇抜奇怪なものが評価された時代だったのは確かで、20世紀のクラシック音楽は、奇を衒うだけのものだったのは、言うまでも無い。
スコアに精通したスノビズムな人は素晴らしいとか言うだろうけど、オイラみたいに純粋に音を楽しみにして来ている人間には、面白い音楽があるもんだな~程度。

ドヴォルザークの新世界は、楽譜に忠実に演奏するので、ビブラートをかけないし、いろんな事を楽譜通り新解釈で演奏するなんて言っていたけど、実際の演奏よりも早く演奏していたのは、ちょっとビックリ。
19世紀なんて、今よりものんびりしていた時代なんだから、あんなに早く演奏はしていないでしょう。

あとは、素晴らしい演奏で、ビブラートをかけなくても、華やかな装飾ももともと多い曲なので、そこまで違和感もなく、すごく丁寧に仕上げていたので、とても良かった!音の強弱なんかは完璧だったと思うし、目だったミスも無く、均整や調和の取れた、本当に良い演奏が聴けたと思う。

アンコールにはドヴォルザークのスラブ舞曲集46-8を演奏してくれた♪
こちらも良い演奏で良かった♪♪