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3月11日(金)に発生した東北地方太平洋沖地震により、尊い生命を失われた方々に深く哀悼の意を表します。
また被災された皆様に心からのお見舞いを申し上げます。
一日も早い復興を切に願っております。


震災の影響で、3/19に予定していた京劇公演は4月に延期し、3/21に予定していたオペラ『マノン・レスコー』は休演してしまった。

3/20のミュージカル『マルグリット』は予定通り上演するので、見に行く事が出来た♪

オペラやバレエで有名なアレクサンドル・デュマ・フィスの『椿姫』をミュージカル用に大幅に改定して、2008年ロンドンのウェストエンドで初演された作品の日本バージョン!

今回は、なんと言っても主演の藤原紀香が話題になった!

演目自体が思っていたよりもダンスのシーンが少ないのが残念だった。

なので藤原紀香のダンスは評価しようもなく、もともと歌手では無いので、歌も特に関心する事はなかったけど、あの独特のオーラは素晴らしいと思った。
舞台にいるだけで、ぱあっと華やかな雰囲気になる。まさに久々の華のあるミュージカル女優!!
そもそも華のある女優自体、久々じゃないのか?
同じ演目なら行かないけど、藤原紀香主演のミュージカルは、また行きたいと思った♪

アルマン役の田代万里生は初めて知った役者で、ぴったりの役なんだけど、なんだろ、どこかピントが合わない。歌も特に。
ビジュアルは悪くないので、女性客からは喜ばれそうだけど…。正直なところ、藤原紀香とは対極で華の無い役者。

オットー役の西城秀樹は素晴らしいね!もともと歌手だから歌も上手いし、貫禄ある悪役を、すごく良く演じていた!!舞台を見ながら、演技である事を忘れるくらいムカムカする悪役のナチス・ドイツの将校だった。
本当に良い演技しているからだと思う。

ただ、演目自体は悪くないけど、ダンスも少ないし、音楽も在り来たり過ぎるし、話しも第二次世界大戦のパリに置き換えて、ナチス・ドイツによるユダヤ人の迫害を前面に押し出して構成されているのが、66年も経った今、作る意味があるのだろうかと、疑問符がついてしまう作品だ。例えば、90年代から勃発したバルカン半島での民族紛争を取り上げるのは、いけなかったのだろうか?

ちなみに、マルグリットは娼婦では無く、往年の歌手と言う設定。
オットーは、パリを占領したナチス・ドイツの将校で有力者。美しいマルグリットを権力で囲ってしまう。

マルグリットは、そんな生活に嫌気が差し、毎日のように夜会を開き金持ち達とどんちゃん騒ぎ。

そこにアルマンのいるジャズ・バンドが夜会の演奏を頼まれる。
演奏中にマルグリットとオットーは喧嘩を始め、止めるためにアルマンがピアノで即興でマルグリットの往年の名曲『チャイナ・ドール』を奏でる。
空爆が起き、オットーや客人たちは地下室に避難するが、マルグリットは怖がって避難出来ず、アルマンが付き添う。
マルグリットは40歳の誕生日。アルマンの年齢は分からないけど、マルグリットはアルマンの事を子供扱いしているから、きっと17歳くらいの設定だろうか。
4年前にマルグリットのバックバンドで楽譜をめくる係りをしていて、それからずっと思いを寄せていた事を告白する。

それから、マルグリットとアルマンは激しく愛し合う。しかし、その関係もすぐにオットーにばれてしまう。

オットーは、アルマンのバンド仲間であり姉であるルシアンが、レジスタンスとして活動していたため拷問し、またアルマンにも逮捕状を取ると、マルグリットを脅す。
マルグリットは、ルシアンとアルマンのために、別れ話を書いた手紙を書かされる。

そんな事も知らず、アルマンは手紙を信じ込んでしまい、マルグリットを恨むようになる。

ナチス・ドイツの凱旋を称える夜会に、オットーはマルグリットを伴って出席。アルマンはピアニストとして変装し、オットーを暗殺する。実は情報をレジスタンスに横流ししていたのはマルグリットだった。

やがてナチス・ドイツからパリが開放されると、マルグリットは売国奴として、民衆にリンチされてしまう。

そこに、全ての真相を知ったアルマンが駆けつけるが、時すでに遅く、アルマンの腕の中でマルグリットは息絶えてしまう。

う~。泣ける~。
いえいえ、批判的な事も書いたけど、実は、この話しが悲しすぎて、もう見に行きたくないのもあるわけで。

音楽はミシェル・ルグラン、脚本はアラン・ブーブリル
>『レ・ミゼラブル』や『ミス・サイゴン』を製作したゴールデン・コンビの作品だ!

今回の公演は収益金の5%を義援金にし、さらに会場内にも、義援金の募金箱があり、カーテンコールでも、藤原紀香が募金を呼びかけていた。

作曲:ミシェル・ルグラン
脚本:アラン・ブーブリル/クロード=ミッシェル・シェーンベルク/ジョナサン・ケント
作詞:ハーバート・クレッツマー
演出:ジョナサン・ケント
翻訳/訳詞:竜真知子
振付:アーサー・ピタ
振付&ミュージカル・ステージング:ニッキ・ウーラストン
指揮:吉住典洋
舞台監督:小笠原幹夫

マルグリット:藤原紀香
アルマン:田代万里生
オットー:西城秀樹
ピエロ:山崎裕太
ルシアン:松原剛志
アネット:飯野めぐみ
ジョルジュ:横内正