


マリインスキーオペラの来日公演《トゥーランドット》をNHKホールで見た!
マリインスキー歌劇場と言えばバレエの殿堂。バレエでは世界一の歌劇場と言っても過言では無く、バレエの来日公演なら迷わず発売と同時にチケットを買っていたけれど、今回の来日するのはオペラの方。
かなり悩んだけれど、ヤフオクで、なんとS席4万円のチケットが2万円で誰かがダンピングしているのを発見!!
それでも高いけれど、割安感で購入♪♪
マリインスキーと言えば世界的なプリマドンナ、アンナ・ネトレプコを生み出した歌劇場でもあったね~
会場にはオペラ好きの知り合いも何人か来ていて、開演前や幕間のホワイエや終演後も渋谷でディナーしたり、一人で行ったけど、たまたま歓談が出来て嬉しかった♪
今回の演出は、衣装や建物などを清代に設定していたように見受けられるけど、個人的には唐代の衣装の方が中国の服飾史では、もっとも煌びやかで美しいと思う。
チャン・イーモオの中国初演の演出は明代に統一したらしいけど、誰か唐代の衣装で統一してくれないかな~。
ゼッフィレッリの絢爛豪華過ぎるシノワズリーな演出も見てみたいけど。
一点だけ気にかかったのは皇帝の登場の仕方。まるで担架のような玉座で運ばれて来るからビックリした(笑)
とても高齢と言う設定だから運ばれて来るのは良いけど、担架はないよな~
衣装や建物はそれなりに洗練されていて、ギラギラした煌びやかさは一切ないけど、特に可もなく不可もなく、まあまあの演出だと思った。
一幕と二幕を、そのまま続けてやっていたけれど、やっぱり休憩は入れて欲しいと思った。
まず疲れるし(←ここ重要!オペラは見る方も座ってるだけなのに、何故かすごく体力消耗するのだ!)、一幕目ではタイトルロールが何も歌わず登場するだけと言うところに、神秘的な効果が得られるのに、ちょっと興ざめ。
しかも暗転して、ちょっと舞台セットが変わるんならまだしも、な~んも変わらず明転すらしないのは驚きだった。
ゲルギエフの指揮を生で聴くのは初めてだったけど、全体的に、ととすかととすか演奏して行ってしまうのは、イタリアオペラの間合いをまったく無視していてビックリ。
でも特に批判するような事でもなく、むしろ共感を持てたやり方だった。こういう演奏の仕方もあるんだと発見。
プリマドンナの声が篭ったような個性的な声の出し方をするなぁと思っていたら、3幕目の前の休憩時間に「本日のトゥーランドット役のマリア・グレギーナは、体調が万全ではありませんが、本人の強い意思により舞台を続けます。」とアナウンスが流れて納得。
過去に2度の来日公演を聴いた事がある先輩も、訝しく思っていたけど、体調不良と分かって納得していた。
喉をカバーするように歌っていたから、あんな声だったんだね~。
それでも、この世の者とは思えない爆声で、あっぱれだった!!すごいプロ根性!
ある雑誌では現代トゥーランドットの最高の歌い手なんだとか。
カラフ役のアフメド・アガティは、もう一つだった。パヴァロッティくらいの逸材は、なかなか現れないのかな。
リュー役のナターリア・ティムチェンコも、もう一つだったけど、華麗なリリカルソプラノで、あとは声量があと一歩あれば素晴らしい歌手だと思う。
感じた事を、そのまま書いてしまったけど、実際にはプッチーニの壮大な音楽や合唱の迫力も含めて、大感動してしまって、リュー役のナターリア・ティムチェンコが愛する王子様のために名前を言わず自害するシーンは、男泣きしてしまう。
危うく嗚咽するほど泣きそうになってしまった。迷惑になるので気をつけていても鼻をぐしゅぐしゅしてしまった。
マリア・グレギーナも役柄気丈に振舞いながら、リューのアリアの時は、ちょびっと泣いていた気がする。
最後のハッピーエンドのシーンも感動して泣いてしまうのだから、オペラでここまで泣ける演目ってなかなか無いと思う。
あ~トゥーランドット、また見に行きたいな~
外国の歌劇場でも見てみたい♪♪
良質なオペラが見れて、S席2万円で見れたんだから、かなりお得だった♪
さすがロシアのサンクトペテルブルグの白眉、マリインスキー歌劇場だね♪♪
2/19
指揮:ワレリー・ゲルギエフ
演出:シャルル・ルボー
舞台美術:イザベル・パルティオ=ピエリ
衣装:カティア・デュフロ
出演
トゥーランドット(中国の皇女):マリア・グレギーナ
カラフ(ティムールの息子):アフメド・アガティ
リュー(ティムールの奴隷):ナターリア・ティムチェンコ
ティムール(退位したタタール王):ユーリー・ヴォロビエフ
皇帝アルトゥム:ヴィクトル・ヴィフロフ
ピン(首相):アンドレイ・スペホフ
パン(用度頭):エデム・ウメーロフ
ポン(大膳頭):オレグ・パラショフ
児童合唱:杉並自動合唱団