千駄ヶ谷にある国立能楽堂の普及公演《三井寺》を見てきた(^O^)ノ

狂言は《胸突》(むねつき)
金の貸し借りで、返せ返せないのやり取り♪
貸した方がカッとなって、胸を突くと、
胸を突かれた借りた方が、苦しい、死ぬかもしれないと苦しがる。
驚いた貸し手は、利子を負けるとか、今日は取り立てしないとか、言うけど借り手は「まだ苦しい」と言ってるうちに、貸し手はとうとう借金をチャラにしてしまう。
証文を破いた借り手は、急に元気になって「芝居だったのさ~」と言って逃げるところを、貸し手が怒って追いかけて、舞台が終わる。
なんとも、やり取りが楽しい演曲♪♪

能《三井寺》(みいでら)は、物思い能で、人商人に我が子を連れ去られた母が、清水寺へ参詣し、再会を願うと、観音様が夢に出てきて、近州三井寺に行けば会えるとお告げがある。
そして道を人に尋ねて、一旦退場。
近州三井寺(おうしゅうみいでら)を「逢う」とか「見つける」とかと、かけているらしい。
場面は三井寺に移り、8月15日の中秋の名月を、僧や稚児が愛でている。
能力が、月の美しさを僧に賞賛し、舞を舞う。
すると、我が子を思うあまり狂乱した狂女がやってくる。
僧達は、入れるなと言うが、能力が寺に入れてしまう。
三井寺の鐘を能力が打つと、女も美しい音の鐘を打ちたいと言う。
能力が咎めると、中国の故事や、古文・古歌や、鐘の功徳を弄し、鐘を突いてしまう。
そして退場する素振りをした時、寺の稚児が、我が母では無いかと問う。
寺にいた稚児が我が子だと気づいた母は、子を連れ帰って舞台が終わる。

能にしては、95分とやや長く、音楽や舞よりは、謡がメインの演曲なので、動きが少なく、長い眠い難しいと三拍子揃ってるんだけど、こんな能もあるんだなぁと勉強にもなったかな~(^◇^!)

解説
馬場あきこ(歌人)

狂言《胸突》
シテ 丸石やすし
アド 網谷正美

能《三井寺》
シテ 寺井良雄
ワキ 野口敦弘
笛 寺井久八郎
子鼓 住駒幸英
大鼓 国川純