三重県いなべ市のそば祭りに初出店してきました。
今回のメンバーは、田中名人、山口会長、谷さん、友山さん、鵜澤さん夫妻、松崎さん夫妻、人見さん、ネバーランド青山さん、森田の計11名です。
いなべ市の場所はこのあたり。三重県の最北端になります。
名古屋からは関西本線 、三岐鉄道北勢線を乗り継いで行きます。
北勢線は元近鉄特殊狭軌線で、軌間は762ミリのナローゲージです(ちなみにJR在来線の軌間は1067ミリ)。日本に今でも残っているのは、その近所の「四日市あすなろう鉄道」と黒部峡谷鉄道のみ。←知り合いの鉄ちゃん情報
難しい読み方の駅名が多い。
運転席も超レトロです。
麻生田(おうだ)駅に到着。駅もコンパクトですね。
着くなり早速蕎麦打ち開始です。祭の会場では蕎麦を打てないので別場所で打って持ち込みます。場所は地元・杉本自動車の杉本社長の好意でお借りした場所です。
ちなみに、谷さんが以前名古屋に住んでいたときにいなべ市で蕎麦打ち教室に通っていた縁で今回そば祭りに呼んでいただいたとのことです。
こうやって人の交流が広がるのも蕎麦打ちの良いところですね。
今回使用の蕎麦粉は味、色、香りの三方良しの深山(みやま)の新そばです。
ひたすら打ちます。1つの台で11回、1人6~7回打つことになります。
打った蕎麦。(僭越ながら私、森田のです)
イカダになりにくいよう加水は少なくし、十分練って、(茹で湯が濁らないように)打ち粉は最小限。切りでは裏面も良くチェックします。
今回蕎麦を入れているケースは人見さん実家で以前使用されていた「餡(あん)ばち」で、1.2kgの蕎麦がちょうど入り大助かりです。
名古屋からも強力な助っ人、ネバーランド青山さん。大変助かりました。ありがとうございました。
後光がさして黒い鵜澤さんがより黒く見えます。
私も撮っていただきました。結局7回打ちました。1回目より7回目は明らかに上手くなっているのがわかります。また、1日でたくさん打つと疲れるところがわかってきて良い経験になりました(首と腰がヤバいです)。
完成した蕎麦は丁寧にラッピングします。
結局なんだかんだで開始から9時間以上かかって終了。お疲れ様でした!
そしてそば祭へ。 朝焼けの藤原岳(たぶん)
開店準備中(自分も作業しているので写真がほとんど撮れてませんがご了承ください)。
鵜澤夫人、松崎夫人も寒い中ご協力いただきありがとうございます。おかげさまでスピーディーに蕎麦を提供することができました。
隣の店は既に行列ができていますが、我々は知名度もなく苦戦。そしてお湯が沸く時間が想定以上にかかりスタートで出遅れます。
田中名人から釜前の指導を受ける松崎さん、青山さん
提供した花巻そば。他店が同じ価格で天ぷらや鴨などを出していたという意味でも苦戦しましたが、我らが花巻そばも、蕎麦、つゆ、みつば、わさびのバランスが良いとのご評価をいただきました。特につゆの味は好評で3回も食べに来ていただいたお客様もいらっしゃいました。感謝です!
終盤、人見さんの呼び込みで数十人のお客さまに来ていただけました。(ちなみに写真のとおり風が強く、一時雨も降る天気でした)
12時頃になるとお客様も減り始め、14時には店じまいモードとなります。
最後に山口会長から解散のあいさつ。
売上は目標に届きませんでしたが、今回の経験を活かし、次につなげていきましょう!来年も呼んでもらえるといいですね。
そういえば今更ながら集合写真とか全く撮らなかったことに気づきました。。
帰りは北勢線・阿下喜(あげき)駅より帰宅。こちらの駅も味があります。
普段の研鑽会や段位認定試験とは異なり、全く違った場所で、打った蕎麦を実際にお客様に食べていただいて生の声を聞いたり、地元の方と新たにつながりができたり、良い経験となりました。行って良かったです。
ではまた来年(呼んでもらえたら)よろしくお願いします!