おはようございます 江戸散歩です
乾物屋の大和屋本店の裏側、向こうに見えるは村上精華堂
大和屋さんは昔からある建築方法で杉板を使ったものです。私の家もやはり杉板でしたので、懐かしいです
村上精華堂の隣は植村邸、看板建築です
モルタル作りとは対照的な建築方法で、見ていても楽しいです
看板建築は、関東大震災後に取り入れた工法です。それは、火事に強いからです❗
建築年代1928年(昭和3) 所在地台東区池之端二丁目
化粧品の製造・卸し・小売りを行っていたが、昭和の30年代に中華料理店に譲り渡した
創業者の村上氏は、化粧品の研究の為にアメリカ文献を研究して、化粧品の製造を始めました
正面の壁面には、イオニア式建築を採用したのも西洋文化を憧れたものでしょう
柱の上部には、イオニア式建築の象徴である柱頭には渦巻き型の装飾も取り入れている本格派です(これも看板建築の一つ)
明治以降の建築家が積極的に取り入れたこうしたオーダー建築ですが、一般庶民の店舗型住宅に取り入れたのは当時でも珍しい存在でしょう
このステップは意外と一段が高く着物を着たご婦人には大変だったでしょう
木製床が懐かしいですね
川崎市にも昔、市電が動いていて、その後トロリーバスにその座を奪われてしまいました
そのトロリーバスも短命で終わってしまいます
やはり、交通量の増加と共に邪魔者扱いされました
つり革もこの色と形はクラシックです
座席もビロード張で綺麗です
抜ける様な青空で映えますね
東ゾーンも後わずか
名称天明家(農家)(てんみょうけ))[旧武蔵野郷土館収集]
建築年代江戸時代後期
所在地大田区鵜ノ木一丁目
農家にしては、長屋門の前に板塀まで設えています
正面に千鳥破風(ちどりはふ)をもつ主屋
中は、囲炉裏もあるごく普通のづくりです
長屋門には部屋もあり農具等を閉まっていたのでしょうね
アセビかなぁ
道祖神もちょっと変わった作り
確認はしなかったけど、多分四面にあるのでしょう
東西南北にむいて四方を守っていたのです