おはようございます 江戸散歩です


先日、江戸歩きの師匠(勝手に呼ばせて貰っています)がアメブロで更新した記事に
驚愕の内容が載っていました


常盤橋の修復はあと2年以上
http://ameblo.jp/edojyo/entry-12079716844.html




黒田さんは「著書::江戸城歩く」を書いた作家さんです
江戸城の城郭を訪ね歩く歴史散歩本で、今の私が歴史散策の窓を
開いてくれた思い出深い本です




表題の常磐橋ですが
これです



凄い古い親柱です  (撮影は2010/4です)

2011年3月11日の東日本大震災より以前に撮影したものです

















現常磐橋は江戸城外郭の正門の一つ江戸城常盤橋門が在ったところ(現常盤橋公園)に付設されていた木造橋を長崎から召集された石工達によって1877年(明治10年)に洋式石橋(アーチ式)に架け替えられたもの。
その際「皿」では縁起が悪いということで「石」に変えたと伝聞されている。江戸から明治にかけて江戸城外郭にあった橋の多くは石橋に架け替えられたがこの常磐橋以外は需要変化や関東大震災のためその後再度架け替えられたため、庭園などの石橋を除いて東京で最も古い石造洋式橋となっている。
 












常磐橋銘板












新常磐橋銘板















国土交通省HPより転載



これらの橋は日本橋川に架かる橋です























常盤橋御門跡碑
常盤橋は江戸時代には、奥州街道への門でありました
枡形の石垣で屈強の城郭門でした
今でも、当時の櫓台が残っていました














常盤橋と常盤橋

何で字が良くないか


それは、皿は割れる⇒縁起が悪い

従って、皿より硬い石の字を用いました













レリーフが飾ってあります
木製の常盤橋があり、石垣の枡形で渡り櫓があります
江戸城などはこの枡形御門が多く、敵からの防御を十分に意識した世界でも有数な城郭です














常盤橋御門跡の石垣がまだ残っています




石垣へ上がる石階段



これらの画像は全て2010年に撮影したものです
この後の2011年の震災で石垣や常磐橋などが被害を受けまして、復旧工事が3年前から行わてれいました


石垣工事や石造りの工事は外見は当時のままですが、中は耐震仕様になっていないといけないようです








この常盤橋公園を作った渋沢栄一像が公園内にあります
(現在は工事中により、公園内は立入禁止)












現在の常磐橋復旧工事の模様


鉄骨のアーチの上に石を敷いています






先日、鉄腕ダッシュで石造りの橋を人力で作る模様をTVで放映していました
石で築き上げる橋は、隙間なく積み上げる工法は相当のものです

現代は下に鉄骨のアーチがあり強度面でも十分でしょう















石垣の一部を再度作り直すのでしょうか
石垣の裏側が露出しているは滅多に見れません
栗石と呼ばれる裏打込石が見られます











枡形の石垣は震災にも十分耐える構造です
現在も崩落はしていない石垣ですが、震災で若干のずれなどが生じて復旧工事の真っ最中です
早く完成してまた見れるようになれば良いですね













地下鉄半蔵門線三越駅から直ぐ近くにこの常磐橋があります(日銀前)

日本橋へお越しの際には、ちょっと足を伸ばしてこの光景をご覧なってはいかがでしょうか


こちらのHPでは常磐橋の今昔の模様が撮影されています
参考までにURLを載せておきますので時間あればご覧ください
http://chiyoda-tokyo.sakura.ne.jp/seisiga/kobetsu/tokiwabs.html


また、工事の模様を東京MXのニュースでも取り上げられています
http://s.mxtv.jp/mxnews/kiji.php?date=4651258